ホットライン (1999年7月号)より抜粋


◎「なにわ新発見一天王寺界隈」散策

3月例会は、このところ講演会が続いているので「アウトドアーを」と言うことになり、これまで奈良や京都は行ったことがあるので大阪へ、それも郊外ではなく都心のど真ん中の名所を尋ねようということになりました。新世界を中心にして再開発されたスバーワールドや、アミューズメントプレイスを探検しようということで、「なにわ − 天王寺界隈」の企画となりました。

3月20日は朝からあいにくの雨で、楽しみにしていた動物園は無理のようです。昼の12時に通天関の下で待ち合わせ、好奇心の旺盛な第1部の参加者10名が集まりました。さっそく川内さんの案内で、新世界からフェスティバルゲイト、ジャンジャン横丁を見て歩きました。芝居小屋、600円の散髪屋、将棋・碁の会所など当地ならではのものを見て周りました。

昼食は飲み屋の二階に席を移し、土手煮、申カツ、いかなご、ほたるいか、柳川鍋などを肴に酒宴が盛り上がりました。デジタルカメラ、画像処理やメモリーチップ、はたまたクローン、遺伝子情報、DNAと、酒は飲んでも、新世界に来ても皆さん教養人です。話す内容が違います。第2部の集合時間となった頃には、皆さんすっかり出来上がってしまいました。

再び通天関の下で待ち合わせ、紅二点も加わった6名が合流して合計16名と賑やかになりました。

ジャンジャン横丁からスバーワールドへ(都会の中の温泉)、自動改札や、コインロッカーと腕時計のようなキー、胃カメラ用の上着まで着て、銭湯とは大分勝手が違って戸惑いました。今月は男性はアジアスタイル、女性はユーロッパスタイルで混浴はありません。アジアには、中国の薬草、あかすり、日本の大桧風呂、インド(象がいた)、イスラム、ペルシャなど各国を回っているうちに、茹ってしまいました。大きな休憩室にはリクライニングシート、各チャンネルのテレビ画面が並んでいて電器店の様、枕元で音声の切替えが出来る。自動販売機の缶ジュースで水分を補給してしばしの休憩。その内館内に、なぜか「自立の会の○○様、お連れ様がお待ちです。」の呼び出し放送が流れた。
8階のプールは浴衣のままでいける。ここは混浴。ジュースバーでコーヒーを飲みながら眺めるのみ。
大きなディスプレイではなぜか大相撲をやっていた。そろそろ集合時間、着替えて玄関こ降りる。
皆さんほっこり湯あたりのご様子。

次は夜の宴席の「鯛よし百番」へ足取りも重く、飛田本道りを抜けたこのあたりは、昔遊郭があったと聞いていたがなるほどと感心する。鯛よしも元遊郭を宴席に開放されて、今日も大学生の卒業コンパが開かれて、若い女子大生が大騒ぎ、こちらも負けずにカラオケで声を張り上げ、世の中ど−なってるの?
と分からなくなってお開きになりました。                            

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更新日; 00/06/04 10:34