会話以外の方法について
 どんな方法があるでしょうか。


キーボード:会話ボード(あいうえお表)

絵:字が認識できないときに使います。

写真:同じもので共通という認識を得られるときに使う。絵だけでは認識できないときに効果がある。

パソコン:指(手・足)、息、声 様々な方法で意思が伝達できます。

筆談:機械がなくても紙と鉛筆があれば手軽に出来ます。

手話:意思伝達のためには、お互いに手話が出来なくてはなりません。
この頃は、情報も開示されるようになり、気楽に手話が楽しめるようになってきました。

五感(視覚・聴覚・味覚・触覚・臭覚)でコミュニケーションが取れやすいものを試してみましょう。

コミュニケーションと言うと多くの方は、意思を伝達する手段として文字を思い浮かべると思います。
文字はとても便利ですし、思いを形に出来やすく、理解しやすいものです。
しかし、ここではあえて違う手段があるのだと言うことを理解してもらえたらなあ・・・と思います。

昔、シャボン玉ホリデーと言う娯楽番組で、
「おとっつあん。おかゆが出来たわよ」
と 言う言葉が 流行ったのを覚えておいででしょうか・・・

知らない方もおいででしょうが・・・

寝たきりの父のために、おかゆを作ってくる娘の一言ですが、
ただ単に おかゆが出来たから食べなさい。と言うことを言っているのではないのです。

(わかってますよねえ)父へのいたわりや、愛情が詰まった言葉です。

それは言葉ではなく、気持ちと気持ちのふれあいです。

あいうえおと言う言葉でなくても、目を見ることで、手を触れ合うことで、空気を感じることで、様々な感情が、存在していくのだと思います。

(別に「おとっつあん・・・」の話でなくても良かったのですが、書いてしまったのは年寄りだからかな。)

そういう意味では五感をフルに活用して、コミュニケーションをしていただきたいと思います。

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