昭和63 大きなnanaは生まれてきました。

思ったより、安産でした。

1ヶ月検診で飲み方が緩慢だったnanaに不安を覚えていましたが、検診の先生は、私が神経質すぎると取り合ってはもらえませんでした。確かに男の子と飲み方は違っていましたが、今まで見てきた子供達とはどこか違う・・・そんな気がしたのも事実でした。

7ヶ月検診がきてもnanaは一人でお座りをしませんでした。支えによってようやく座ることが出来ましたが、遅れているだけで問題とはなりませんでした。他にこれと言った症状がなかったことからかも知れません。他の子供より少し遅れている。と言うだけでは成長の遅れと言うことだけで、様子をみましょう。と言うことだったようです。

1歳を迎える頃には ハイハイが出来るようになりました。

人より遅れてはいるものの 「その子その子の成長の過程があるのだ」と納得しようと思うものの、何となくすっきりしない・・・そんな毎日だったような気がします。

1歳六ヶ月になりましたが、相変わらず一人歩きが出来ません。さすがに心配して検診で診てもらいますが、年子で双子が生まれて間もない為、後退現象ではないか・・・と言うことでした。

おとなしく、伝い歩きばかりするといっても その事はおかしいということにはならないので、再び様子を見ましょう。と言うことになりました。

一歳十ヶ月になるとようやく一人歩きが出来るようになりました。ところが、普通の歩き方とは少し違っていて、足を引きずるように歩き、片足ずつ持ち上げて歩くことが出来ません。歩くのが遅かったせいなのか・・・とも思いましたが、すっきりしません。

こわごわ歩くnanaを見ていると、恐怖心がどこからくるのか、単に歩くのが遅いせいで恐怖心を覚えているのか、他に何か理由があって歩かないのか・・・

二歳の頃には 二語文を作るどころか単語も数語しか言えません。相手のことばは、理解出来ますし、身振りで自分の意思表示もできますが、どうしてもことばがつながっていきません。

聞こえない・話せない・見えないという単純な問題ではないので、なかなか原因がつかめません。

三歳時検診にて、立位のふらつきが顕著なため、精密検査をしましょうということになりました。

病院で診てもらいましたが、どこにも異常が無く、立位のふらつきは腹筋の弱さからくるものとして 腹筋の訓練を受ける事になりました。

四歳になって、たくさんの刺激を受けた方がいいとリハビリの先生の勧めで、幼稚園の年少組に入れることになりました。その甲斐あって活発になっては行きましたが、立位のふらつき、しゃがめないなど、発達段階の遅れはいぜんとして存在していました。

なな幼少

なな