MSN-06SSINANJU Ver.「Da」

使用キット:バンダイ 1/100マスターグレード シナンジュ Ver.Ka

改造内容


設定画通りに作る分にはパーツのシャープ化以外何もする事がないくらい良
い製品なのですが、イベント参加でオリジナリティを出す必要があるので改
造しようと思います。
個人的に手を入れたくなったのは
1.頭部形状
2.上腕に被さっているアーマーのトゲトゲ
3.プロポーションのメリハリ
の3点です。

上半身

頭部はデザインの基本は変えず、「一目でシナンジュとわかるけどシルエッ
トは全然違う」というのを目標に、また「アナハイムから敵側に渡ったMSは
後頭部が傘のように広がっている(例:ガーベラ、マラサイ)」という伝統?に
則って襟あしを大きく伸ばしました。
実際正面から見るとほとんど変わっていません。
あとこのデザインアレンジは他の人がいつか思いつくだろうから一番乗りを
宣言しちゃいます。
襟あしを伸ばしたために襟飾りの黒いパーツは形を変えて取り付けも広げる
必要が生じます。

上腕アーマーのトゲトゲは、こんな所で体当たりする訳でもなし、全体に優雅
なデザインなのにここだけ下品だし、という事でトゲは取ってしまい、上腕に
完全に被さる様に可動範囲を広げました。これだけだと肩アーマーとの隙間
が大きいのでV2ガンダムの膝アーマーを丸っこく削り、上腕アーマーの上に
取り付けました。

プロポーションは中身がガンダムという事でスラッとしているのですが、敵側
の機体はゴツくあって欲しいという願いから以下のようにメリハリを付けます
・胸部中央の黒いアーマーパーツはプラ板を貼り前方に延長。その下の装
甲も同様
・胸部の両側面のアーマーパーツは2mmほど広げて取り付け
・肩アーマーは先端側のパーツを4〜5mm広げて取り付け
・前腕のアーマーは肘側が広がる様に取り付け
以上の隙間が発生した部分は埋めずに、内部パーツをディテールアップして
ユニコーンのデストロイモードのように表現します。


下半身

股間を太くたくましく、1.5mm幅増し。
それに伴いフロントアーマーの取り付け部もジワリと曲げて取り付け幅を広
げます。

MGシナンジュの唯一残念なところは正面から見た時にフロントアーマーの
隙間から向こう側が見えてしまう事(画像左)。
なのでエポパテで画像のように股関節の上にブロックを設けました(画像
右)。
太ももは側面にジャンクパーツで膨らみをつけ、前面にもエポパテを盛ってS
字立ちを強調しました。
すねは側面につくバーニアブロックの位置が中途半端な感じがしたのと見た
目の重心を下にもっていきたかったので7mmずらし、ダクトをよける切り欠き
の形状をエポパテで変更し、下端も延長。


なんか微調整レベルで見た目があまり変わってないなぁ・・・・・・




















一次塗装

内部フレームと黒、金、青の部分は塗装終了。
赤は下地塗装が終了
赤がまだ朱色なので、この状態ではほんとに中華メカです
な。

カラーレシピ
すべてサフの上にウイノーブラックで下地

フレーム部
  37番グレーバイオレットと307番FS36320
  で塗り分け


  71番ミッドナイトブルー+2番ブラック
  +3番レッド


  9番ゴールドの沈澱+48番クリヤイエロー
  +49番クリヤオレンジ


  メッキシルバー→50番クリヤブルー
  →ガイアカラー蛍光ブルー


  1番ホワイト→59番オレンジ
  →79番シャインレッド
 さらにこの上に47番クリヤレッドを吹きます

なおクリヤカラーはすべて旧製品(染料系塗料)です

  

完成


購入してから約1年で完成しました。
上の1次塗装の赤の上からクリヤーレッドを吹くと
ほぼ左の画像と同じ色になります。(モニターによ
って違うかも)
背中の羽状のカバーは始め全部赤に塗っていま
したが、頭の形状が溶け込んで変更した形が分
かりにくいので白く塗りました。
バックパックやビームライフル、シールド裏、フレ
ームは細かく塗り分けましたが、すでに発表され
ている作品と塗り分けが被らないよう考えるのが
実作業より時間がかかったところです。


デカールは別売の水転写式の物を全部使いまし
たが配置はアレンジした上で、向きもわざと傾け
て、読みにくいけどデザインの一部という事にしま
した。

その後クリヤーを上吹きしましたが、一度に全部
は吹けないので日によって表面にばらつきが出
たため、綺麗なツヤのところは吹きっぱなし、ちょ
っと梨地っぽくなったところは研ぎ出しています。

とにかくパーツが多くて、特に表面処理の作業な
んかはいくらやっても終わりが見えないので途中
で心が折れそうになるキットでしたが、完成して
みるとそんな気持ちが吹っ飛ぶカッコ良さです。


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