ジム・スナイパーU

使用キット:1/100 MGアレックス、MGジム
製作期間:2ヶ月半
ライターデビュー作。
 自分はサラリーマンでまだ製作時間のとり方がわからず、また旬なネタというわけでもなかったので、
 製作期間を長めにいただきました。
 掲載後の反響はかなり良かったそうで、いまだに覚えてくださっている読者の方もおられます。
 後で聞いたところによると、賞の無い自分に対する正式採用のテストも兼ねていたそうで、真剣に
 作ってよかった〜。
 はじめは劇中版+スプリッター迷彩の塗装でしたが、再掲載に当たって、ゲームのホワイト・ディンゴ隊
 のカラーに塗り替えました。
 この作例は現在ファイナル・ラップさんにて展示中です。



背中の中央のバーニアはカバーが開くように製作。腰リヤアーマーのビームサーベル取り付けは2種類製作。交換できるようにしました。
腰サイドアーマーは3種類製作。
スナイパーライフルはプラ板積層からの削り出し。銃身とスコープはプラ棒を旋盤で挽いて段差をつけました。マシンガンは陸戦ガンダムのもの。
質問への回答
脛側面や肘の丸孔の開け方
まず曲面であるため位置決めが難しいと思います。
 裏に両面テープ(粘着力を落しといた方が良いです)を貼った方眼紙に孔の位置を書き、間を切り欠いてX形にします。
 それをキットに軽く乗せて貼り位置をきめたら全面をぴったり貼り、後で同じ事を繰り返すために貼る位置の印を書き込みます。そして+を針で突いてキットに印を付けます。(この画像では説明だけなので雑にやっており、かなりずれてます。また作例では真ん中の孔から均等に他の孔があるのではなく前側は上下に狭く後ろ側は広くしています)
 あとはこの方眼紙を丁寧にはがしてそのまま使っても良し、反対側のために左右対称の方眼紙を作っても良いでしょう。貼り位置の印も忘れずに。
 肘は方眼紙が小さくなるので多少やりにくいかも。
 まぁ実際は同時に横に並べて見比べるなんて事はしないので、少々ずれていてもわからないのですが。
せっかく正確に印を付けられても穴開けがずれては何もなりません。
 あ、ドリルは必須です。カッターで開けるのは出来ないことはありませんが、その労力は他に向けましょう。
 上の画像の1の様にいきなり開けたい径の穴を開けるとドリルの特性上必ずずれ、しかも形がいびつになります。ここは面倒でも最初に1mmの孔を開け0.5mmくらいずつドリルを太くしていって穴を広げていきましょう。画像は2が1mm径、3が2mmまで広げた状態。(なのでドリルの費用が結構かかりますよ。)
 作例では脛の側面はこの後コトブキヤのディテールアップパーツの丸ノズルを埋め込んで、パテで隙間埋めを行っています。今ならRX-78-2のVer.1.5の脚フレームを使って、孔は開けたまま(孔の縁の厚みを均等にしたり、処理は丁寧にしないといけません)にして内部が見えるようにするというのも良いでしょう。
こんな感じで、特に難しいことはしていません。ピンの位置、切欠きの大きさは現物合わせで。ピンを通さずバイザーの弾力のみで保持するという手もあります。

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