３月末に自衛隊バスに各教育隊へ連行されます。
まず最初に身体検査を実施。
４月上旬に入隊式がある間、入隊式の練習を徹底的にやります。
入隊式では、国歌『君が代』　海上自衛隊の歌『海を行く』を覚えて入校式で歌います。
そして、晴れて入隊です。（国歌の歌詞を知らなかった私は苦労しました・・）

教育隊とは、一自衛隊員としての知識、礼儀、基礎体力を養う場所です。

教育期間は、一般隊員、曹候補士は４ヶ月、曹候補学生は５ヶ月です。
ちなみに私は曹候補学生でした＾＾；

教育内容は自衛隊法規や銃に関する知識、礼式、護衛艦についてなど、かなりの
ことを勉強します。
そして、週１回程度の試験があります。（私はここでカンニングを勉強しました）

基礎体力は水泳、持久走、短艇、筋力トレーニングなどがあります。
そして肝心なのは、この教育期間の間で自衛隊の職業（マーク）を決めます。
海上自衛隊は大きく分けて、護衛艦隊、潜水艦隊、航空集団、掃海隊群などがあり、
それぞれに細かい職業が分かれています。
私は航空集団の電子整備員でした。（同期かた聞く話では、補給か航空部隊が楽だそうです）

よく周りから聞かれるのは、水泳が泳げないと入れないとか、体力がないと入れないという質問です。
海上自衛隊の水泳は、１〜５級あり、３級以上が適当とみられます。
５０ｍプールをクロール、平泳ぎのどちらかを規定タイムにクリアしていればＯＫです。
教育期間でタイムをクリアできるまでは特別練習がありますが、絶対にクリアしなければいけない訳
ではありません。ま、大抵は泳げるようにはなりますが（笑）
私も最初は４級でしたが、クロールで６秒、平泳ぎで９秒速く泳げるようになりました。
次に持久走ですが、毎週５kmのタイム測定があります。２１分３０秒（２４歳未満）以内に走れないと、
特別練習があります。私は最初２６分でしたが、最後には２０分台で走れるようになりました＾＾
そして、一番きついのが短艇です。
船には避難用の船（短艇）がありますが、それを漕ぐ練習がそうです。
各班で競技もあり、手や尻の皮が剥けて、全身筋肉痛に襲われます（笑）

他にも手旗や射撃など、自衛隊ならではの訓練や、史跡研修、イージス艦、潜水艦の体験搭乗も
ありますので、刺激があって良い思い出も作れました。

一番の楽しみである休日は、土日祝で外出できます。
もちろん門限はありますが、門限時間は皆の頑張り次第で長くなるか短くなります（汗）
そして、この教育期間中は半強制的に貯金をさせられます。
また、郵便物などは全て開示することとなっています（＞＜）

いろいろと大変ですが、一番思い出に残る体験が教育隊でできます。