★★★ 駅 俯瞰2 ★★★




線路のプランニング2

 牧場セクションは、元々の構想にはありませんでした。作成することになった原因は、当時必要であったポイントが市販されていなかったことからでした。ちょうど、下の画像にある、本線との分岐ポイントがそうなのでした。このポイントが製造されていなったので、奥の駅のあたりの工事が出来ませでした。スカイボードの際であり、手の届き難いことは、言うまでもありません。さっさと工事をすませて、手前の手の届きやすい所を工事したかったのですが、待てど暮らせど発売されません。待ってばかりいるのもつまらないことです。それで、この際、規模を拡大することにしました。

 仕様的に決まっていたのは、この3つでした。
 (1)セクションの接続は FL 0
   勾配なしと書いた方がわかりやすいかな?
 (2)接続部の線路は平行
    平行間の距離=560ミリ
    →元々のプランが、R280でエンドレスが簡潔する
      ようになっていた。
 (3)ダブルクロスを設けて、列車の進行方向を変える。
    エンドレスを右へ走った列車は
    右から駅に戻ることも可という意味
 

  
 
 1ミリの方眼紙に、プランを書いては消す日々が続きました。単にエンドレスの延長だけならともかく、ダブルクロスを設けると言うのが困難な点でした。またセクションの接続部間が560ミリあることが、さらに問題を大きくしました。

 ここでの問題はそれだけではありませんでした。ダブルクロスを渡らせる為には、3カ所で線路をオーバークロスさせる必要がありました。つまり、橋が3つと登り勾配、下り勾配が発生すると言うことを意味します。ポイントを勾配上に設けることは、車輌の通過時に何らかの問題を起こしそうです。なおかつ、列車を入れ替える為の仕掛けが欲しいと、夢はだんだんとエスカレートします。こうなると、平面プラン後、勾配の始まり、終わりを考え、レールがオーバークロスする場所、平面クロスする場所を考えなくてはなりません。

 最初のプランニング経験がここで生きてきました。個別に問題を切り分けて考えると、問題は3つでした。

 (1)車輌のダブルクロス通過確認
 (2)勾配の場所
 (3)オーバークロス(アンダークロス)の場所

 早速、”(1)車輌のダブルクロス通過確認”から検証を始めます。手持ちの車輌の主力は、蒸気機関車です。先台車・従台車を持つ構造故、平面であってもなかなかスムーズな通過となりません。それに輪を掛けて、乏しい集電能力もあり、立ち往生する物が続出です。電車や気動車のように、遠く離れた2つの台車から集電するわけではありません。死電区間はやはり厳しいようです。色々試した結果、ダブルクロスの設置はフラットな場所であり、その前後も多少はフラットであることが望ましいという結論となりました。

 ダブルクロスの問題を踏まえて、今度は”(2)勾配の場所”になります。ダブルクロスの場所はフラットであることから計算し行くと、これは簡単に求められます。車輌に負担を掛けないようにMAX3%程度で考えると、思いもよらない場所でした。ダブルクロスの直後で強引の勾配を上げて、やっとぎりぎりです。

 最後に”(3)オーバークロス(アンダークロス)の場所”を検討しました。これまた嫌なことに、ダブルクロス付近で、微妙にRを描いて通過して行きます。Rのある鉄橋というのは、個人的には好きになれません。これで4重苦です。結局、ダブルクロスを真っ先に諦めました。これにより、格段に線路の柔軟さが増し、勾配も緩やかになってきました。まだ”Rのある鉄橋”問題は未解決ですが、とりあえず進めます。

 Rのある鉄橋について、悩む日々が続きます。鉄橋とは言いつつも、建築限界の都合上、桁を下に持って来られません。もしそうしたら、桁の分だけ勾配を勘考する必要があります。既にレイアウトボードは作ってあるので、平面上で、レール組を行ってみます。
 
 組んでみると、意外なことに、手前の鉄橋だけ直線化出来そうです。いわゆる、”馴染ませつなぎ”という奴です。桁を下部に持ってこないと言うことでは、上部トラス鉄橋であればOKです。しかし、試しに置いてみると、トラス材が大き過ぎるて妙に目立ちます。(※電化対応となっている為、建築限界分大きい。) 散々迷ったある日、ふと餘部鉄橋を思い出しました。あのイメージを持ち込めばいいのです。早速、上部トラス材を外して置いてみると何とかなりそうです。

 残る問題は、2カ所の鉄橋でした。ここも桁を下に持ってこられません。結局、思いついたのは2つでした。結局、

 ・高架橋ガードを赤さび色に塗り、ごまかし設置
 ・コンクリートアーチもどき橋を設置

 もちろん、その場しのぎの対応ですので、アラばかり目立ちます。高架橋は、土台の偽装が出来ませんでしたので、コンクリートに見えません。(と、言うより下塗りの茶色のままです。)

 コンクリートアーチに至っては、積層した発泡スチロールをニクロム線カッターで切っただけですので、なんだか歪です。どっちにしても、手前側しか見えない場所なので、片方だけでも偽装するつもりです。

  

2003.4.26 初版