★★★ 空冷式卓内計算機(背面) ★★★



 かつて御簾の中に鎮座していたM/Bは元のケースに組み込まれ、その他の部品と中古にて売却しました。意外にも高価な下取りになり、その売却益で格安の部品が購入できました。こうなると俄然意欲が出てきて、新しい”御簾”マシンを作成することにしました。電源は、底面吸気/フロント吸気に対応するため、ケース天井つり下げとなっています(笑) 現在、ケーブルは用途ごとにまとめられています。また例の基盤から、8センチ高速ファンに別途接続され、それはそれでCPUに対して送風しています。結果、アイドリング時のM/BとCPUの温度差は、5度となっています。
 

★ ★ ★ 人身御供に栄光あれ ★ ★ ★

 
 快調なメインマシンがあれば、作業は格段に捗ります。作業が捗れば捗るほど、セカンドマシンが必要になることが往々にしてあります。以前は安価なベアボーンでお茶を濁していたのですが、セレロン433メガでは、やはり速度がネックになってきました。適当に詰め込み、新造してもいいのですが、それでは”安定第一”らしくありません。ちょっと考えた末、今度はケースから自作することにしました。

 ケースに求める条件は、前述の通りなのですが、ケースに組むと言うことは、またも放熱差対策に頭を悩ませることになります。フャンを多数つけることは、爆音マシンにするのと同義です。爆音マシンは既にありますので、今回は静音マシンを組みたかったのですが、大きさ、速度、コスト、放熱、ポイントが多すぎでバランスが取れません。

 結局、旧人柱マシンが一時的に仮設されていた作業台が、”ちょうどいいケースサイズ”だったので、恒久的にケースにすべく改造を始めました。

【改造に当たっての目的】
 ・安く
 ・メンテナンスしやすく
 ・ケースとしての運用がなくなった場合、作業台に戻せること
 ・放熱対策は充分に

 筐体の柱になったのは、ヤザキのイレクターパイプです。1mで300円程の、金属パイプにプラステックをコーティングしたものです。これにはいろんなジョイントが別売されており、木材で作るより遙かに簡単に、棚などの構造物が製作できます。この台は、マックが乗っていたり、プリンター&スキャナ台になっていたりと重宝していました。本来は専用の接着剤にて接着すべきところですが、実はばらせるように、一部の部品は接着していません。

 棚板はベニヤ板のまま、単に乗っているだけです。ATX電源のサイズを測り、端材で電源ボックスを作ります。ここにはそれなりに重量がかかりますので、即乾タイプの木工ボンドをべったりと塗り、重し(ブロック)を上に置き荷重をかけて静置します。一番面倒な作業がこれであり、ここで手を抜くと、電源落下による致命傷となってしまいますので、慎重に作業します。(金具で釣ってもいいんだけどね。金属加工は面倒なので止めました。)

 サイドパネルはこれまたベニヤ板製です置き場所の都合上、パネルは片側だけの制作です。蝶番もどきのイレクター部品で逆ガルウイングに開くようにしておきます。

 電源位置が決まると、今度はM/Bの位置を考えます。棚板が木材なのでショートの危険はありません。唯一考えねばならないのは、PCIボードを刺したとき、金具端が出っ張ることです。試作時は段ボール箱で多少かさ上げしていますが、うまい処置を考えつきましたので、現在では静電対策の発泡スチロール(?)に置いてあるだけです。
 
 HD/FDドライブについては、別ページの通りです。電源ユニット受けを作っているときの、一瞬の閃きが、あのユニットになりました。ちなみにCDドライブの上に無造作に置いています。ほとんどCDドライブを使わないマシンですので、作例では、薄プラスチック板の上に両面テープで固定しています。ドライブの高発熱が予測される場合は、DIY店で、アルミでも銅でも、お好きな板を買って下さい。

 各ユニットごと、制作が終われば、今度は組み立てとなります。本来であれば、電源パネルや床板など塗装したいところです。しかし意図的に行いません。それは、塗装面に対しての木工ボンドでの接着力は弱いからです。(今後、何かシステム的に変更するときに問題となります。) 電源ケーブルの取り回し(癖抜き)さえできれば、後はCDを置き、レイセンユニット(HD/FDドライブ)を置くだけです。使う予定がしばらくないPCIスロットには、田宮模型のマスキングテープを軽く貼って、ホコリよけにしておきます。あとは結線すれば、PC組み込み作業机の完成です。

 書き忘れていましたが、電源スイッチを別途手配する必要があります。作例ではIGNITION-1を使ってます。フロントの柱にイレクターの部品で固定です。(ちょうどいい部品がありますよ)

【現在のスペック】
 M/B アスロック K7S8X
 CPU センプロン2400+ → 2800で駆動 20% オーバークロック ※(あ)
 メモリ 512MB
 HD 80GB

※(あ)
 安全第一とは言いながら、オーバークロックしていると指摘されるかもしれません。
K7S8XはFSB333ですが、M/B上で400に切り替え可能です。また、K7S8XEはFSB400対応となっています。

 M/B上はSOCKET Aであれば、2400+より上位のCPUも乗ります。低いCPU=高位のCPUに比べて余裕度の高い設計と考えられること、かつM/Bが元々、そのような設定が可能なのに意図的に低い設定値となっていた、故に可能であったと思われます。

 サブマシンなのに、部分的にはP4PEを抜き去っているところが、ちと憎いです。