★ヤマンバへの道


 ヤマンバとは、辞書によると 次の意味らしい・・・・・。

やまうば 【山姥】

 伝説や昔話で、奥深い山に住んでいる女の怪物。背が高く髪は長く、口は大きく目は光って鋭い。金時を育てた足柄山の山姥、瓜子姫説話の山姥など。やまんば。やまおんな。→やまんば(山姥)

 しかし、本HPでいうヤマンバは、やたら近代的です。人里に住み、電気はあるし、ガスもあるし、車に乗ります。見かけは人間のように見えますが、実は、あるモノを手入れするときに、何とも言えない妖怪ぶりを発揮するのです・・・・・。(ウソっ!)


ヤマンバの使用グッズ

 昨シーズン、何かに憑かれたようにして購入したのが、S社のこれです。フランス製らしいけど、持ち主はそんなことはどうでもいいのです。買った理由は、ビンディング真ん中にある、赤いノブのせいであり、一目惚れみたいな感じで買ってしまいました。

 先日、スポーツ量販店でこの板の素性を調べてみました。S社の板には、90センチの物もあり、どっちかというと、私の好みはそっちみたいです。全体的に細身のこの板は、整地されたところが大好きで、不整地は好みじゃないみたいです。

 気合いを込めて、毎回ワクシングを行っています。でも、慣れていないのでやっぱり下手です。滑らかなワックス掛けを行うため、試しに滑走後の板を撮影してみました。上手く塗れていないテール側がはっきり写ってます。テール側は、ヘッドと違って雪面に突っ込まれる機会が少ないため、見るからに削れていません。


削れていないテール側

 反対にヘッド側です。この板の場合、プロテクターがあるので、ヘッド側のワクシングには難儀します。削り残りが無いように見えるのは、それだけ雪面と激しく当たっているからです。ゲレンデから帰った直後はそんなに目立ちませんが、黒く小汚く見えるのは、ワックスの汚れのせい(酸化なのでしょうか?)です。微妙な板の凹凸がわかるでしょうか?

 少なくともこの板の場合、deの上下は出っ張っているような気がします。ここを削った方がいいのかどうかは、今の私(2003年度)には判断できません。


ヘッド側

 画像にある、簡易作業台はあくまでも簡便な作業用とのことであり、精密な作業をする場合はお勧めできないとの断り書きがついていました。スポーツ量販店では、板のメンテナンスは8000円程と言っていました。スキー連盟公認(?)の作業台は9000円です。私が持っていない道具はファイルやフラッター、穴埋め用のコテだけです。

 またまた悩んでしまいました。行き着くところまで、やるべきか、それとも否か? 気分はハムレット! それ以外の工作道具は、実は持ってますので・・・・・。性格上、ツールはメンテナンスを気の済むようにやらないと、納得できません。欲しいんですけどねー。



 それと今、あんまり理解していないことがあります。ワクシングのブラシなんですが、真鍮性の物は、本来の用途はどんなときなのでしょうか?

 とあるところで確認すると、ベースに存在する、無数の小さな溝を掻き出すためだと言っていました。その後、ナイロンブラシ(馬毛)で擦って仕上げるとのことですが、果たして真相はいかに? (2004.1.3 板はどうして滑るのか 参照)

 2003.1.14 追記
 これを書いてから数日後、手持ちの資料の中に、はっきり書いたものを見つけました。ブラシの選択は、雪質により使い分けます。

【パウダーなどの乾いた雪】
 馬毛やナイロンブラシで滑走面を擦ります。乾いた雪なので、滑走面に強いヘアラインを入れる必要は有りません。(ヘアライン:筋と思ってください。)
  
【湿った雪】
 ワイヤーブラシで擦ります。雪が板にくっつきやすいので、接地面を溶かすため強めのヘアラインが必要だからです。

 私の行くゲレンデは、パウダーなんてことは滅多にないので、基本的にワイヤーブラシ仕上げとなります。いろいろと調べて見るものですね。(注  板はどうして滑るのか を参照。)




★板は,どうして滑るのか


 ブラシのところであれこれ考えてしまい、色々と調べてみました。そもそもは、ブラッシングの方法から考えていったのですが、実は、そのブラッシングの根拠は、板が何故滑るかという、一種の学問(?)まで、たどり着く代物でした。併せて、ストラクチャの理論まで繋がってしまい、やっと簡単にまとめたのが、下の結論でした。

 1)固体潤滑説
板と雪面という、2つの固体間の摩擦係数が少ないと良く滑るという説です。
  
 2)水潤滑説
板が雪面を滑走することによって発生する摩擦熱が雪を溶かし、滑走面との間に小さな水滴を作ります。この水滴がスキーと雪面との摩擦係数を減らすので良く滑る、という説です。
 では、どちらが正しいのでしょうか? もし、固体潤滑説が正しいとします。雪温が変化することによって滑走性が変化すること、特に極端な低雪温の場合、滑走性が悪くなることを説明できません。

 水潤滑説が正しいとします。春スキーのような湿湿っぽい雪の場合、どうして滑走性が悪くなるのでしょうか。どちらか1つの説では、説明が出来ないのです。どちらの説も「摩擦係数を減らすと良く滑る」という結論については同じです。

 小難しい説はこのあたりで一度終わり、ちょっと見方を変えてみます。説はどうであれ、”雪面温度と板のメンテ方法は変わる”という結論が見えてこないでしょうか?

 【どらのすけ 的見解】
 摩擦係数が低い=板はフラット、ワックスは雪質にあわせてメンテナンス方法を変えて、雪山へ挑むべき物であり、まずは下手であっても、あれこれ試すべし!
 昨シーズンの板の具合を見てみると、汚れの付き方からして、どうも、フラットではないような雰囲気があります。これまた調べると、メーカー出荷状態での滑走面は、完全なフラットになっていない場合がありますなんてことが、板のチューンナップショップHPでは平然と書いています。まさしくその通り(- -; 踏面がポリエチレン系統では、製法上、冷えて固まるときにフラットにはならない(冷却時に歪む場合がある)とのことです。


ヘッド側

 ただ、ここでまた疑問が・・・・(また後日。)

 2003.12.20 追記
 実は今、雪が降りつつあります。既に10センチぐらいあり、付近のゲレンデが軒並みオープンし始めました。まだ全面オープンという訳ではありませんが、シーズンに突入です。ただし、その前に、お約束のことを行わないと、ゲレンデまで行けません。実は、板のメンテナンスが出来てません。

 昨冬、ワックスでこってりとコーティングし、そのまましまいこんであります。明日は、ヤマンバの日になるかもしれません。


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