★メンテナンス系統合版
旧題 〜 楽しいメンテナンス+職人・芸人・凡人


 
乗って楽しいファンスキー! 簡単に滑れて、両手はフリーになります。板も短く、持ち運びも容易です。でも、この板は楽しさとリスクを天秤に掛けた結果、リスクがやや多くなっています。リスクが多い分、メンテもシビアにやるのが、私流です! 楽しむ為には手を抜かないのです。

 毎年なら山々が色付くと、食欲の秋としか思えません。でもこの秋はちょっと違う。雪が私を呼んでいます。いったいなんだろうな、この感覚って? そこで思い出したのが、昨シーズン(2003春前)しまい込んだ板です。

 集めた道具は・・・・。
  
アイロン・スクレーパー(プラ、金属)、刷毛(ワイヤーブラシ&ナイロン)
  簡易作業台、
  リムーバー、コルク、エッジの錆落とし&錆止め等々。


 工作大好き人間としては、やっぱり道具が集まってしまいます。装備がいつのまにやら、揃っています(^^;。

 早速、メンテナンス開始です。

(1)ムーバーで汚れを落とす
 ここで落としているのは、仕舞い込む前に塗布したのベースワックスです。酸化防止用に、こってりと塗り込んでいます。ついでにエッジを見ておきます。錆さえなければ基本的にokと考えてしまいます。なかなかエッジまでは自分で面倒を見られません。下手に手を出せば、余計に丸めてしまうことも考えられます。精度が出せない機材を使うのですから、精密な加工は望めません。(望んでは行けないが、やるな! とは言いません。)

(2)踏み面の傷補修
 これが失敗。やっぱり専門のツールがあった方がいいです。ハンダこての変種みたいな奴で、溶かしながら押し込むのがやりやすいみたい。
(だいたい、傷をつける滑りが悪いねん → 某●●氏 談)



  (2002.1.19 追加)
  使い古した”ハンダごて”を1本つぶして、補修用のコテを作ってみました。


ハンダコテ(ちなみにこれはまともなコテ)


 元々が電気配線用の道具ですので、コテ先はとんがってます。そのままでは、傷を埋めるには不都合な形をしていますので、金属ヤスリでヘラ状に整形します。コテ先は通常、コーティングされているものが多いので、銅の無垢のものを削った方が削りやすいでしょう。

 W数は40〜60W位で問題ないと思います。リペア材を傷に押し当てて、溶かせればいいのですから。あまりにも低いW数のものはNGです。作業性が悪くなります。

2003.2.8 追記

 とある量販店でワガママ言って、コテの現物を調べる機会がありました。55Wで、どう見ても作りは某社のものそっくりです。ということは、熱量さえ有れば、ヒートナイフでも良いわけです。


(3)クリーニングワックス塗布
  これまたマニュアルどおりに、塗って剥がしてゴミを取って満足満足。
  ますます気分が乗ります! こうなるとこだわりの職人です。
  スポーツ量販店で見た、本格的な作業台が欲しくなります。
  (→破滅の道へまた一歩進む。)

(5)ベースワックス塗布
  気分的に好きなのがこれなのです。
  
包丁を研ぐ、山姥(ヤマンバ)の気分です。(爆)
  シュリ、シュリ、ジュジュジュ〜。染みこめ、染みこめ・・・・・。ニタリ(^^ 
  とりあえず、保管のため、こってりと塗り込みます。
  ただし、滑走面を焼かないように注意です。(既に焼いているかも?)

 ここまでやると気になるのは、ビンディングの手入れです。S社製の私の板は、靴の下でねじを回すと簡単にサイズ調整が出来るものです。見たところ、グリスが塗布されているようですので、得に再グリスアップは行いませんでした。どうしたものか・・・・・。
 
 ちなみに簡易作業台は、一度使ったらワックスがコッテコテについてしまいました。今シーズンは、部屋でのワックスがけは止めよう(どこでやってんだ、自分(爆))

板があの調子なら、靴もこの調子(^_^)。
でも、流石に靴は簡単になっています。

(1)靴本体、ソール、クッション(っていうべきか)に分ける
  靴本体はプラ製なので、汚れ落としを兼ねて洗います。
  洗ったらひっくり返して、水分を放り出します。
  意外に靴の中に水分が残っていることに驚かされます。
  どうもインナーブーツの表面が汗をかくようで、それが正体のようです。

(2)ソール・クッション
  洗って陰干し。
 
(3)完全に乾かして、埃よけをして保管場所へ。

 今にして思えば、クッションの中に10円玉を入れておけば良かったなと(^^ゞ
銅の防臭効果が期待できるしね。

【2003.2.8 追記】

 たまたま新品のスキー板をワクシングする機会がありました。さすがに新品です。板に細かな傷がないので、ホットワックスが染みこみ難いようです。やっぱり、冷却期間は20分程度は必要ですね。

 それと、トップのR部分がやっぱり削り難いです。もっと修行が必要です。所詮私は、芸人レベルですねー。一回、どっかのスキープロショップに板を出してみようかと思う昨今です。(それ以前に作業台かな・・・・・。)

【2003.12.21 追記】

 今日は約10ヶ月ぶりに板を引っ張り出しました。目的はシーズンインのためです。本来であれば、12月の頭にはせっせと始めるのですが、諸般の事情により出来なかったのです。幸い、板はしっかりとベースワックスがかかっており、酸化はしていないようです。エッジには錆こそなかったものの、汚れがありましたので、サンドペーパーで擦っておきました。その後はいつものごとくスクラップして、ワクシングです。なんだか気分は盛り上がってゆきます。ブラッシングし出すと、ヘッドとテールのワックスが均一になっていないのが気になります。以前、板のアップを取ったときも気になっていました。不均一な所をワイヤーブラシで擦り出すと、気分は”ヤマンバ”です。ワイヤーブラシの効果は思ったより強力であり、不要なワックスが面白いように取れます。(かといって、やりすぎはNG) さて、どのようなシーズンになるのでしょうか?


 ゲレンデでいつも思うのは、”メンテ不足”の板では、能力を発揮できないよってことです。ここでいう”能力”とは、滑走者の技量では有りません。板が本来持っている、雪を切り裂く能力と思って頂ければOKです。よく滑る板ほど操作しやすいと解釈して戴いてかまいません。すべる板ほどスピードが出て恐いと思いがちですが、チューンナップしたよく滑る板は、その性能を最大限に引き出しコントロールしやすいのです。

 あるゲレンデで遊んだとき、痛烈に思いました。そこはコチコチのバーン状態です。斜度も25度ぐらいあり、初級者では怖い思いをするような場所でした。安全な場所から、じっくり足下を眺めて観察しますと・・・・・。やっぱり、上手な滑走者は、それなりに板もメンテナンスしているようです。エッジが雪を削るのが、はっきり聞こえます。

 それに引き替え、どうもメンテナンスをしていない(と思える板や借り物の板)の場合では、格好は似ていますが、やはり雪を切るのが違います。その結果、ゲレンデ半ばで転倒・停止してしまうのです。



 それを見ると、やっぱり板のメンテナンスの重要性が理解できます。簡単にレベル分けをしてみます。


 【職 人】
 
 このレベルは、主にバッチテストを受けるような方々にいます。ゲレンデではそんなには見かけません。いったい、どのようにメンテナンスをされているのか、興味津々の私です。



 【芸 人】

 それなりに道具を揃えて、せっせとやるのがこのタイプです。技術はさほどありませんが、それなりに理解しています。メンテナンスの出来によって、滑りが変わるのがこのタイプです。



 【凡 人】

 スプレーワックス愛用者がこのタイプです。どうかすると、ゲレンデでワックスを塗っていたりします。



 スプレーワックス愛用者は、一度、アイロンでコテ掛けをやってみましょう。コテ掛けして、ブラッシングで仕上げた板は、スプレーとは違ったパフォーマンスを出してくれます。一番わかりやすいのが、ワックスの厚さ(硬度)ではないでしょうか? 長時間滑走しても、板が雪に吸い付くことはありません。レンタルの板の場合、どうしようもないぐらい、吸い付いて扱いに困るものがあったりします。メンテナンスをしっかりした板は、一日滑っても別段問題有りません。

 コテ掛けに慣れたら、今度はエッジを磨いてみましょう。エッジを磨くのなんて、どうでもいいと思っていませんか? もし、そうでしたら、”あなた”は幸運な方ですよ〜ゲレンデで怪我をしたことが、たまたま無いのですから。どうせ板は経年変化してヘタって行きます。いずれはプロによるチューンナップか、新品購入となるのが運命です。ここは延命処置の一環として、自分で磨いてみましょう。
(結果、ゲレンデに行く回数が増えるかも?。板の寿命が延びるので・・・・・。) 



 ある量販店へワックスを買いに行ったおり、たまたま広告を見つけました。今シーズンは、”ワックス持ってますか?”等という問いかけが掲示されていました。昨シーズンは、そんな掲示がなかったなぁと思って、店員氏が他のお客へ説明しておるのを聞いていました。ハンバーガーショップの、”ポテト如何ですか?”同様の説明に、呆れることしかりです。それにしても、あの店員氏、自分でワクシングしたことあるのだろうか?


 技がCoolに決まるかどうかは、ゲレンデに着く前に勝敗が決まってます。事前準備で違うのですよ。



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