健康情報

期待される天然型ビタミンE剤   〜その1〜

天然型ビタミンのはたらき

  
ビタミンEはからだの正常な営みに欠かせないビタミンで各臓器が円滑な機能を営むためにも、不可欠でありますが思い切って多目に摂ることにより健康をまもり病気をなおす働きがあることがわかってきました。即ちビタミンEの動脈硬化、高血圧、脳卒中、心臓病、肝疾患などの予防や、治療、また早流産、生理不順、更年期障害などに対しても有用性が認められて、現在では広く使用されるようになりました。

●ビタミンEの抗酸化作用とは

 ビタミンEの抗酸化とは、油脂に対する酸化の防止力を云い、動物・植物油脂の酸化(クサル)のを止めることです。(酸化とは酸素原子が付いて変化する事です。その際ビタミンEが酸素を取り、変化を起こさせない様にするのです。

●過酸化脂質とは

 
人間の身体は約60兆個の細胞によって出来ていると言われ、その細胞はリノ−ル酸など不飽和脂肪酸で出来た薄い細胞膜によって保護されています。細胞膜の中には、リン脂肪を含むリノ−ル酸という物質があります。これは不飽和脂肪酸と呼ばれ、化学的に酸素と結びつきやすく不安定な状態にあります。血液によって酸素が供給されたとき、リノ−ル酸と酸素を結びつくのを防ぐ抗酸化物質がないと、両者は簡単に結びついて過酸化脂質という有害な物質になり、さらにタンパク質と結びつくと有害なリポフスチンという物質となり、細胞の機能を妨げます。

●細胞膜の過酸化脂質は万病の源になる

 細胞膜に過酸化脂質ができ始めると、最初のうちは殆ど分かりませんが、次第に次のような影響が現れてきます。
@細胞膜の
透過性が悪くなる。
A過酸化脂質、つまり
脂肪が蓄積される。
B細胞膜の
柔軟性が失われ、硬くなってくる。
C栄養補給が損なわれる為、
細胞が弱く、もろくなり、老化が早く進む。
D細胞と細胞のつながりがなくなり、
細胞がバラバラになりやすい。

(A)Aが肥満の原因であることはすでに述べた通りですが、血管の細胞に脂肪がたまり、Bのように硬くなったのが動脈硬化で、CやDのようにもろくなって破れやすくなります。
(B)Aが進んで、
血のかたまりが脳の細い血管へ行ってつまれば脳血栓が起こり、心臓の筋肉(心筋)へ栄養を補給する血管がつまれば、心筋梗塞が起こります。
(C)脳の血管がB〜Dのようになっているときに
高い血圧がかかると、脳出血が起こります。
(D)肝臓の細胞に脂肪がたまれば、
脂肪肝から肝硬変へと進みます。

■天然型ビタミンEと合成ビタミンE

V.E(トコフェロ−ル)には、少し形が異なる
α(アルファ)、β(ベータ)、γ(ガンマ)、δ(デルタ)の4種類が代表的なものですがその中で、天然のものと合成出来るものとの2種類があります。

天然ビタミンEはD体と表示され、植物油より抽出されたものでα、β、γ、δなどがバランスよく含まれており最近特に老化、成人病の凶元と言われる過酸化脂質に対する天然ビタミンEの働きが注目されるようになりました。
合成ビタミンEはDL体と表示されクロマン核にフトールという物質を加えて合成して作ったもので、量産が可能でα体だけ作られます。
○合成品・・・・・DL-α-トコフェロ−ルと表示されます。
○天然品・・・・・D-α-トコフェロ−ルと表示されます。

■天然型ビタミンの三大生理作用

●血液循環の促進

 
ビタミンEは、毛細血管の弾力性を増し、血液循環をよくするため血行不良に基づく諸症状(手足のしびれ、手足 の冷え、しもやけ、痔、いろいろな不定愁訴)の改善に有効です。
●ホルモン分泌の正常化
 
ビタミンEは脳下垂体、副腎、卵巣などの働きを正常化して、ホルモンの乱れを整えます。
 ホルモンの変調に基づく生理不順、更年期障害、早流産などに広く用いられます。
●過酸化脂質の防止
 動脈硬化、脳血管障害、高脂血症、肝臓疾患、糖尿病等の人の血清過酸化脂質量は健常者より増加していて 成人病の凶元になっていることが認められています。
 
ビタミンEの大きな役割は、生体内で脂質の過酸化を防止する抗酸化作用であることも判明してきました。




                      

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