機 種
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ファミコン |
ジ ャ ン ル
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アドベンチャーっぽい |
クリア所要時間
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10時間くらいかかった気がするが、今なら1時間切れると思う。 |
ス ト ー リ ー
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捕らわれた恋人(名前忘れた)を助けるために、デイブと二人の仲間が怪しげな博士の家に忍び込む! |
と、いうわけで始まりましたドラゴンの挑戦。記念すべき第一弾のテーマはマニアックマンションである。
某毒ガスドラマーの勧めで始めたこのゲーム、ツッコミきれないくらいツッコミどころの多いゲームであった。
まず、主人公のデイブ。
名前から察するにアメリカさんなのだろうが、なぜか黒髪黒目、見た目がまるっきり日本人である。
そして、デイブを助ける仲間達。仲間は、6人の中から任意の二人を選ぶことが出来る。
その6人とは
マイケル・・・・・写真のウデはなかなかのものらしい。
バーナード・・・・科学部部長。機械ならおまかせ。
シ ド・・・・・・バンドをやってるらしい。ちょっとヤバめ。
シンディ・・・・・同じくバンドをやってる。ヴォーカルらしい。
名前忘れた1・・・小説家志望の女の子。
名前忘れた2・・・サーファー。それ以上でもそれ以下でもない。
という面々。選び方によってクリア方法が若干変化するらしいが、サーファーはまったく役に立たないらしい。私がクリアした時は、マイケルとバーナードの2人だった。
ゲームは博士の家の外、さぁこれから侵入するぞ!というところから始まる。ここで、何故警察に通報しないのか?などという基本的なツッコミをしていては、このゲームをクリアするまでにツッコミ過ぎて力尽きてしまうだろう。
家の中には、ドアマットの下に隠してある鍵を使って侵入する。何も知らずにプレイすれば、この鍵を見つけるだけでも一苦労だろう(私は毒ガスドラマーに教えてもらった)。しかし、留守でもないのに何故ドアマットの下に鍵があるのだろうか?謎は深まるばかりである。
家の中で博士の奥さんや息子に見つかると、問答無用で地下牢に放り込まれる。何故地下牢が?・・・いや、もはや何も言うまい。
とにかく、この家には理解不能のものが、数多く存在する。台所にチェーンソーがあるわ、ゲーセンがあるわ、ハエトリ草があるわ、正体不明の触手が徘徊してるわ・・・果ては原子炉まで装備しているのだから驚きである。
驚きついでにこの原子炉、ブレーカーを落としたり、冷却水であるプールの水を抜いたりするといとも簡単に大爆発を起こす。もちろん博士も一応警戒はしている。前述の原因行動をとると警報機が鳴るようにはなっているのだ。警報を聞いた博士はパープルテンタクル(博士の下僕である紫色の触手)に調査を命じ、パープルテンタクルは原子炉がある部屋を調べ、不審人物がいないことを確認するとブレーカーを上げずに戻ってしまう。かくして、屋敷は爆発。ゲームオーバーとなる。・・・・・・やれやれだぜ。
謎解きもかなり理不尽なモノが多い。例えば
・間近で見ても小さすぎて読めない文字が、離れた部屋から望遠鏡で覗けば見える。
・ハエトリ草にプールの水(放射能汚染されている?)を飲ませると、巨大化する。
・巨大化したハエトリ草にコーラを飲ませ、動きが鈍ったハエトリ草を登ると屋根裏部屋にいける。
・博士が遊んだゲームのハイスコアが、研究室の扉のパスワードになっている。
ここまでやられると、もはや独力でのクリアは不可能と言っても過言ではあるまい。かくいう私も毒ガスドラマーが情報を探してきてくれなければクリアできなかっただろう。
これらの難解な謎を解いた先には、さらに困難なクライマックスが待っている。
追いつめられた博士が自爆スイッチを押してしまうのだが、爆発までの短い時間(確か1分間)の間に以下の事柄をこなさなければならないのだ。
1・ロッカーを開け、防護服を着る。
2・カードキーを使って扉の鍵を開け隣の部屋に行く。
3・博士を操っている機械を止める(そう、博士は操られていたのだ)。
4・むらさきめてお(博士を操っていた宇宙生命体。紫色の球体)を取り、奥へ進む。
5・ガレージに出るので、車のトランクを開け、めておを放り込む。
6・黄色の鍵を使って車を発進させる。
かくして、めておは宇宙へと放り出され(車にはロケットエンジンが付いていた)、大団円となるわけだが・・・
シビアすぎる!!!
成功するまでに何回爆発とロードを繰り返したことか・・・・・・。クリア寸前のデータがまだ残ってると思うので、腕に自信のある人は是非チャレンジしてもらいたい。
しかし、エミュレーターだったからロードなどという荒技が使えたが、ファミコンの場合は失敗する度に数十文字のパスワードを入力する必要があるわけで・・・・・・。ファミコンでクリアした人は本気ですごいと思う。尊敬に値するな。
まぁ、いろんな意味ですごいゲームではあった。興味を持った方は是非一度プレイする事をお勧めする。きっと深い失望と後悔を味わうことができるだろう。