謎解きもかなり理不尽なモノが多い。例えば
・間近で見ても小さすぎて読めない文字が、離れた部屋から望遠鏡で覗けば見える。
・ハエトリ草にプールの水(放射能汚染されている?)を飲ませると、巨大化する。
・巨大化したハエトリ草にコーラを飲ませ、動きが鈍ったハエトリ草を登ると屋根裏部屋にいける。
・博士が遊んだゲームのハイスコアが、研究室の扉のパスワードになっている。
ここまでやられると、もはや独力でのクリアは不可能と言っても過言ではあるまい。かくいう私も毒ガスドラマーが情報を探してきてくれなければクリアできなかっただろう。
これらの難解な謎を解いた先には、さらに困難なクライマックスが待っている。
追いつめられた博士が自爆スイッチを押してしまうのだが、爆発までの短い時間(確か1分間)の間に以下の事柄をこなさなければならないのだ。
1・ロッカーを開け、防護服を着る。
2・カードキーを使って扉の鍵を開け隣の部屋に行く。
3・博士を操っている機械を止める(そう、博士は操られていたのだ)。
4・むらさきめてお(博士を操っていた宇宙生命体。紫色の球体)を取り、奥へ進む。
5・ガレージに出るので、車のトランクを開け、めておを放り込む。
6・黄色の鍵を使って車を発進させる。
かくして、めておは宇宙へと放り出され(車にはロケットエンジンが付いていた)、大団円となるわけだが・・・
シビアすぎる!!!
成功するまでに何回爆発とロードを繰り返したことか・・・・・・。クリア寸前のデータがまだ残ってると思うので、腕に自信のある人は是非チャレンジしてもらいたい。
しかし、エミュレーターだったからロードなどという荒技が使えたが、ファミコンの場合は失敗する度に数十文字のパスワードを入力する必要があるわけで・・・・・・。ファミコンでクリアした人は本気ですごいと思う。尊敬に値するな。
まぁ、いろんな意味ですごいゲームではあった。興味を持った方は是非一度プレイする事をお勧めする。きっと深い失望と後悔を味わうことができるだろう。