山口・島根ツーリング

中海 大根島堰堤にて
’00・11・2(木)〜11・5(日)

 恒例のツーリングチーム『チェリーボーイズ』第6弾。昨年第5弾は副将K吉が病気で辞退した為、残念ながらカルテット結成できなかった。せっかく4人しかいないチーム、4人で行かなければ意味がないと彼の復活を待つこと1年。見事彼は長い闘病生活より不死鳥の如く蘇った。ならば早速お祝いを兼ねて活動再開といこうではないか。
 チームお得意のフェリー活用を基本とした計画を立案。しかし個人的に九州は既に今年行っている為、出来れば別の場所の方がいい。どこかいい場所はないかと考えていたところ、以前K吉が萩・津和野へ行きたいと言っていたのを思い出した。これなら彼の復活祝いにちょうどいいではないか。さらに秋吉台のカルスト台地、そして3年前消化不良気味だった出雲を加え、都合中国地方日本海側ツーリングが完成する。一番心配だったK吉本人の参加も、どうやら決心してくれたようだ。これでやっとチーム全員でのお泊りツーリングが出来る!この日をどんなに待ちわびたことか。さあ、NEWチェリーボーイズの旗揚げだ!

11月2日(木)
 出発の日、いつもより早く仕事から帰宅。フェリーの時間には余裕あるんで、ゆっくりと準備します。温帯低気圧の接近で心配された天気も、昼過ぎには雨も止んで回復の気配。良かった、これで安心して出発できるぞ。一時はどうなることかと思ってたんだけどね。
 晩飯を食って暫しマッタリしてると、HBKよりTELあり。なんでももうフェリー乗り場に着いたらしく、1人で暇だから早く来てくれとのこと。あのなぁお前、フェリー出航までまだ4時間以上あるんやぞ。仕方ない、可哀想だから行ってやるか。てことでモードを切り替え、サッサと身支度完了。良し、では20世紀最後のお泊りツーリングへ、しゅっぱつしんこーっ!

乗船待ちのZZR  7時に自宅出発、阪神高速を走って神戸中突堤へ。今回のフェリーは関西汽船。チェリーボーイズではお決まりのフェリーです。個人的には先月も利用したダイヤモンドフェリーがよかったんだけど、時間の都合上こっちを選択するしかなかったもんで。一番の目的は寝てる間に移動することだもんな。多少のことは我慢するか。
 中突堤には8時到着。暫くしてH也も到着したんで、3人でダベリング。乗船受付は9時からなんで、それまで何もやることがない。退屈だぜベイベー。こんな事ならHBKなどほっとけばよかったよ。
 9時ジャストにK吉も到着。これで無事4人揃いました。仲良く乗船手続きし、バイクの元へ戻って再びダベリング。別府行きの場所に並んでるバイクはこの4台のみ。車もかなり少ないです。満席と聞いてるから、ほとんどが大阪から乗船ってことだね。この辺り、現在の神戸の不況振りが窺えるような・・・。なんとなく寂しい気分だなあ。

 10時半、約10分遅れでフェリー到着。やれやれ、これでやっと落ちつけるぞ。案内されるままに乗船し、指定の2等室へ。問題はその場所。なんせ去年はひどい場所だったからね。チケット片手に進んでいくと、とある部屋の窓端より4人並びで確保されてました。ほう、まだマシな方ぢゃないの。相変わらず1人分は狭いけど、去年のように人を踏み殺す心配も無さそうです。どうやら私の言った事がわかったようだな、関西汽船。しょっぱい事を言った甲斐があったってもんだ。褒めてつかわすぞ!(笑)。
 後はラウンジに移動し、全員揃ってのツーリングに乾杯。ほんと待ってたんだよ、この時を。とにかくよくぞ復帰してくれたK吉!こうやってこれからも行こうぜ、このメンバーで!
 祝杯は終わることなく続き、気付けばもう1時。ボチボチ寝ようってことで今日はお開きです。結構酔っ払っちゃったぜ、ウイ〜。ゴロンと横になったら、速攻で夢の中へと昇天しちゃいました。ムニャムニャ〜。

11月3日(金)
 翌朝、8時起床。うーん、よく寝た〜。ふと横を見たらH也がいない。アイツめ、また揺れが気になって眠れなかったな。相変わらず神経質な奴だ、もうほっとこう(笑)。
フェリーから見た別府の町並み 湯布岳が見えます  とりあえずラウンジへ行って朝食。サンドイッチとコーヒーだけで800円もするのは理解に苦しみます(^^;。食後は何するわけでもなく、部屋に戻ってゴロゴロ。別府到着は10時だから、まだ1時間以上ありますよ。再び退屈。うー、暇だ暇だ暇だー!
 9時半回ってから1人で起き出してデッキへ。正面には既に別府の町並みが見えてました。おお、もうすぐ到着だな。天気もいいし、絶好のツーリング日和だね!今から走ることを考えたら、なんかワクワクしてきますよ。よーし、今日は張りきっちゃうぞーっ!
 フェリーは10分遅れで別府入港。今回は荷物を手際良くパッキングして、余裕の下船タイミング待ち。私の場合いつもトロいからね。但し出るのは4人中最後だったけど。下りたら全員の態勢確認。Get ready?All right!OK,we go!!

 まず別府ICより大分道に入り、日出JCTから宇佐別府道へ。目指すは北九州です。今回のメインはあくまで中国地方なんで、九州内はただ移動するだけ。観光も何もせず、とにかく早く脱出することが最優先。ちょっともったいない気もするけど、こういうのも有りでしょ。
 宇佐市からR10バイパスに入り、さらに北上。交通量はかなり多いけど、我慢して車についていきます。ちなみに反対車線は、そのバイパス付近から延々と渋滞してました。おそらく別府or湯布院観光が目的なんでしょうな。どうでもいいけど、こんなトコからぢゃ着く頃にゃあ陽が暮れちまうぜ?皆さん、移動には公共交通機関を利用しましょう(笑)。
 約2時間かかってやっと北九州市内へ。市街地走行は疲れるう〜。気分を晴らすべく、小倉東ICより九州道へと進行します。今まで我慢した分を取りかえせとばかり、アクセルワイドオープン!3人を置き去りにして悦に入らせてもらいました。おかげさまでウ○コした後のようにスッキリ爽快!(快便笑)。エヘヘ、まあこれくらいイイでしょ。

めかりPAから見た関門海峡大橋  そして1時前、関門海峡を望むめかりPAに到着。上陸してから走りっぱなしなんで、ここで昼食兼ねて休憩を取ることにします。関門海峡を眺めつつ、ウニフグ丼なるモノをモグモグ。うーん、不味い!(爆)。ま、安いから文句言えんのだけど(^^;。
 食後はPA内を散歩。あらためて関門海峡を見渡してみました。この海峡は12年前のツーリング以来。その時はフェリーからだったんで、上から見るのは初めてです。しかしメチャメチャ狭い海峡やな、川より狭いで。流れもハッキリ判る程速いし、よくこんな場所船が通過するよなー、と感心することしきり。大型船は必ず水先案内人が同乗するんだって話を聞いたことあるけど、なんとなく納得。偉い!
 こんな感じで1時間程休憩し、ボチボチ先へ進もうってことで再出発の準備。この大橋を渡ると、そこはもう本州です。九州滞在時間は僅か4時間足らずか。ま、また今度来るさ!

 2時リスタートし、中国道を快走。目指すは今ツーリングの第一目的地、秋吉台です。数年前に車で行ったことあるけど、その時バイクで走ったら気持ちいいだろーなと感じてました。どっちにしろ今日は移動ばっかで、いわゆるツーリング気分てモノを味わえてないから早く走りたい。みんな早く行こうぜっ!
秋吉台のカルスト台地 広い!  美祢ICで中国道を下り、R435に合流。そのまま標識どおりに走って県道へ分岐。有名な秋芳洞を通り過ぎ、一気に秋吉台のワインディングロードへ!そこには数年前と変わらぬ、広大なカルスト台地が広がってました。おお、いい景色だ〜!なんとなく阿蘇の大観峰辺りと雰囲気が似てますね。残念ながらオンボロバスのせいで颯爽ってワケにゃいかんけど、それでも気分いい。こんな風景の中走ることこそ、ツーリングの醍醐味ってもんだ!キャッホーッ!
 一旦長者ヶ森の駐車場で止まったものの、ここにはトイレや自販機がないってんで引き返し、南にある展望台へ。到着したらば早速カルスト台地を一望してみました。見渡す限り全部草原です。うわー、ほんと広いなあ。眺めるのは初めてぢゃないけど、何度見ても感嘆しちゃいます。しかもこの下のほとんどが鍾乳洞だってのも驚きだよね。これぞまさしく大自然だ。地球ばんざーい!
 ここではかなりゆっくりと休憩。まあ今日はロクに観光してないからね。山口名物夏みかんのソフトクリームってのがあったんで、寒いにもかかわらず食ってみます。うん、結構イケる。しかし半分も食べぬうちに腹が(笑)。食うんぢゃなかった(^^;。
 こうしてノンビリしてるうち、いつの間にかもう4時前。そろそろ宿に向かわないと陽が暮れちゃうな。暗くなると面倒なんで再出発。ここもまたいつか来よっと!

 さて、本日最後の移動。宿泊地の萩まで約30分強ってところですか。私はまだ走り足りなかったんで、峠越えのルートを提案。しかしあえなく却下。あっそう。面白くないんで先頭をH也に譲り、大人しく着いていくことにします。何もしないなら楽な方がいいもんね。
 秋吉台の県道を走り抜け、R262へ。市街地を避ける為、途中から県道に入って宿を目指します。先頭譲っても、どの道走れだの何だの無線指示するのは全部私。ま、性格なんでしょうな(^^;。そして4時40分、無事本日の寝床、『国民宿舎城苑』に到着。みんなお疲れー!

 早速荷物降ろしてチェックイン。国民宿舎は制度自体が昔なんで、建物が古くなって建て替えられてるか、古いままかのどちらかに分かれます。で、ここは後者の方。見るからに年期入ってますねえ〜。
 私は基本的に寝れればいいってタチなんで、細かい事はあまり気にならない。しかし贅沢育ちのHBKは不満がある様子。まあそう言うなって、風呂でも入って汗を流せば気にならないさ。誘いあって風呂に行ったら、なんとお湯がチョロチョロとしか出ねえ!ボイラー設備ぐらい入れ替えろーっ!HBKは怒って出ていってしまった(笑)。さすがに私もカチンときたけど、入ってたおっさん連中が同じように怒って出ていったんで、「あ、俺貸切だ」(超がつくくらい単純^^;)。そのまま1人でゆっくり汗を流しましたとさ。
 風呂上がりの後は夕食。いたって普通の内容だけど、HBKは風呂の伏線がある為、既に怒ってます(笑)。今日はコイツを刺激するのはやめておこう。ほんとこんな宿予約したのは誰でしょうねえ(私でーす!)。
 食後は部屋に戻り、ビール片手に談笑。私は不覚にもウトウト寝てしまってほとんど参加出来ず。ま、どうせTVの話しかしてへんやろけど。一度起きたけど、やっぱ睡魔には勝てずにお寝んね。そういえばK吉が調子悪そうにしてたような気が。この時もっと気を遣ってやれば良かったんだけど・・・。本日の走行距離、228km。

11月4日(土)
 翌日、7時起床。朝飯食ってモタモタと出発準備します。今日はオール下道で、一番ハードな予定の日。時間読み間違うと痛い目に遭うぞ。一応9時目標ってことで、各自荷物をまとめてバイクの元へ。K吉のリアクションが一番遅い。どうしたんだコイツ?ちょっと気になったけど、敢えて意識しない素振り。この時なんか予感はしてました。その言葉を聞きたくなくて、無視を決めこもうと思ってたんだけど・・・。
 「あんなだぼあーる、俺ちょっとアカンみたいや」。彼は申し訳無さそうに話し出しました。やはりそうきたか、そんな事ぢゃないかと思ってたんだ。1年の闘病生活から復帰して1ヶ月、やっぱまだ早すぎたのか。一瞬大丈夫だと言おうとしたけど、自分の体を判ってるのは自分、本人が無理と言うのなら無理なんだろう。てことでK吉、リタイア決定。今回は彼の復帰祝いを兼ねたツーリングだっただけに、とても残念です。HBKとH也も寂しげな表情。まあこれが最後のツーリングってワケぢゃなし、来年また仕切り直せばいいだけさ。K吉は帰り道の関係で、次の目的地の津和野までは同行するとのこと。落ち込んでても仕方ない、行くか!

 9時半宿を出発、萩市内を抜けて津和野方面へ。そういえばこの街、観光しなかった(笑)。私は以前に来たことあるからいいんだけど、連中はこれでよかったんだろうか?まあいいや、気にせんとこっと。
代表的な津和野の町並み 掘割に鯉が泳いでます  H也を先頭に県道(ひまわりロード)を東進。陽が当らないトコは寒いけど、適度にワインディングしてて気持ちいい。調子にのって進んでいくと、道は次第に細くなって終いにダートに。なんだこれ?こんなトコ走りたくないってんで引き返し、R315に合流。途中でR9に分岐し、大鳥居を潜って津和野に到着。ここまで約1時間、余裕だね!
 中心近くの公園にバイクを止め、早速観光へ。といってもこの町、萩と同じで町並みそのものが観光スポット、どこの何を観るといった目標がない。かといって歩き回るのもしんどいし。とりあえずその辺をブラブラ歩くかってんで散策開始。
 遠くまで行くのもダルいんで、手っ取り早く公園裏手界隈へ。ここは古い城下町、当時の景観がとても綺麗に保存されてます。そして津和野といえば鯉。町中に側溝があって、鯉が山ほど泳いでます。鯉の洗いにすれば一億兆人分あるんちゃうかってくらい(爆)。しかも大切に育てられてるから、みんなマルマル太って。アレなんか特に美味そうやな。ここで釣りしたらきっと入れ食いやで(釣るな!)。そうそう、ちなみにこの側溝だけど、ドブ川ぢゃなくて掘割というそうです。なんで町中あるのかだって?そんな事は自分で調べなさい。
 1時間程のんびり過ごし、そろそろ出発の時間。K吉とはここでお別れです。ここから家まで相当距離あるけど、無理せんように。また次一緒に行こう。ぢゃあな!

 さて、3人になってしまった。とりあえず今日の宿方面へ進む為、R9を走り出します。しかし主役がいなくなったんで、なんとなくテンション低く、寂しい気分。私も彼をちょっと焦らせすぎたのかもしれないな。深く反省。
 益田市より日本海側に出、さらに東進。時間的に遅れ気味なんで先を急ぎます。12時半、三隅の道の駅で昼食休憩。ご当地モノが食いたくてイカ飯なるものを注文したけど、明らかにチンしたヤツだった(笑)。ま、所詮は道の駅ってことか。
 食後は暫しマッタリと。地図を眺めつつ、残りの距離計算など。予定では出雲へ行く前に三瓶山を1周することになってるけど、この分だとなんとかなりそうです。さあ、後もう少し頑張って走るか!しかしこの後、予期せぬトラブルが!!

 1時半リスタートし、同じくR9を東進。浜田市に入って交通量が増え、ややペースダウン。街を抜けるまでの辛抱と思って走ってたら、バイクの調子がなんかおかしい。う、この感触は嫌な予感・・・。その瞬間、ZZRは3気筒になってました。おごあ!よりによってこんな時にぃーっ!(大汗)
 まだ出発したばかりだったんで、こんなトコで止まるのは2人に迷惑かかると思い、とりあえずそのまま走行。1時間走ってもう潮時と判断し、コンビニ駐車場にエスケープ!とりあえず点検しなきゃってことで、その場で燃料タンクを外しだします。こんなトコで何やってんでしょ>私(^^;。たまたま学生ライダー君が休憩してて、私の作業を見て一言「うわー、凄いなあ」。うるさいっ、あっちへ行け!その時私の目は、間違いなく三角になってたのでした(笑)。
 肝心のバイクの方。まあプラグがカブってるんだけど、何故そうなったかの原因はすぐ判明。なんとエアクリーナーBOXがゴミ箱状態になっている(汗)。これぢゃあカブっちまうハズだわ。まさか事前の整備サボったツケがこんな時にくるなんて。せめてプラグを拭きたいけど、肝心のプラグレンチがない(アホ)。プラグコードをノロジーにしてる関係で、車載工具ぢゃ外せないのだ。これぢゃあどうしようもないじょ〜!(カス!マヌケ!)。
 処置不能の為、タンクを元に戻します。残りの行程、3気筒で走らなアカンのか、トホホ。予定外に時間ロスしたんで、三瓶山1周は当然パス。移動ばっかだったんで、これだけは外したくなかったんだけどなあ。自分の不精を深く深く反省。あ〜あ(T.T)。

 スローなブギで再発進。スピード出せない為、大人しく着いていきます。回すと振動が大きくなるんで、せいぜい3000rpmぐらいが限界。昨日まで勝手な行動してたことがウソのようだ(笑)。情けねーっ!(^^;。
 そうやってみんなの足を引っ張る形でチンタラ走行し、宿に一直線。そして4時40分、なんとか本日の寝床『国民宿舎国引荘』に到着。はあ〜、精神的に疲れたあ〜。

 すっかり憔悴してチェックイン。今日の宿は普通。ていうか昨日の宿が宿だっただけに綺麗に見えます。まあ私にはどっちでもいい事だけど。荷物置いたら一番に風呂に入って汗を流し、ホっと一息。風呂上りにK吉に電話し、無事帰宅したことを確認しました。お疲れさんやったね。とにかく今は体を休めてゆっくりしてくれ。写真の現像頼むで!
 あとは晩飯食って部屋でゴロゴロ。今日は移動ばかりで盛り上がりに欠けた1日だったなあ。移動自体も午後から最悪やったし。K吉は迷惑かけると悪いからって帰ったけど、迷惑的には私の方がヒドイのでは(^^;。知らん、もう寝よっと!(笑)。本日の走行距離、230km。

11月5日(日)
 最終日、7時起床。朝風呂入って朝食を食い、早々に出発準備。けどバイクがイカレてるだけに、個人的にはテンション低いです。4気筒に復活してへんかなー。淡い期待を胸にセル始動。あう?エンジンかからんぞ?!(汗)。何度やってもキュルキュル言うばっかし。そのうちマフラーから白い生ガスがもわ〜ん。頼むでオイ!(大汗)。祈るような気持ちで必死に続けてるうち、5分程してなんとかデロデロ〜っとかかりました。ホッ、とりあえず一安心。相変わらず3気筒だけど、動きさえすりゃ走って帰れる。とにかく今日一日頑張ってちょ!

 9時、出雲大社へ向けて発進。当初大社には行く予定ぢゃなかったんだけど、今回あまりに観光がないし、ここから近所だからついでってことで。走ってばかりぢゃ疲れちゃうからね(特に私は)。まあ気分転換にはなるでしょ。
出雲大社です  9時半大社到着。ここに来るのは97年のチェーリーボーイズ第2弾以来です。当時と何も変わってないなあ。まあ場所柄当然だけど。早速願い事を祈願。賽銭入れずに手を合わせてると、「金入れへんのか?」とHBKが聞いてきました。「金入れんと願い事叶えてくれへんのか?」と私。「当たり前やろ」と彼。ぢゃあもうええわ!この守銭奴!(どっちがやねん!^^;)
 気晴らしにおみくじなど。えーと何々?いきなり運勢に『本年、正鬼門に当っているから、決して良い年ではない』と。おいおい、穏かでないな。さらに続いて『如何程、工夫、工面をしても、兎角為す事志と違って失望に終わります。其の様な年は、神様に頼ることが肝要です』。なんやお前、人に賽銭入れろ言うてんのか。さっき賽銭入れへんかったこと根にもってるんか(笑)。さらに個別判断が追い討ち。『通信:便りなし、土木:凶、結婚:末吉、病気:長引く、移転:見合すべし、旅行:延期せよ』。ふざけるなあっ!(爆)。特に土木と移転がムカつく。家買ったっちゅうねん、建てようっちゅうねん!だいたい本年てなんや、もう2ヶ月で終わりやないか!バカにしやがって、気分悪いわ!もう二度とこんなトコ来るかあっ!(核爆)。
 結局、ろくに観光せずに30分で再出発。気分転換どころか余計不愉快になった(笑)。いいもん、おみくじなんて信じないもん!おみくじなんてただの神社の収入源、神社なんて所詮人の心の弱さにつけこんで金銭をむさぼる、金融屋よりタチの悪い悪党だ!(オイオイオイ^^;)。

 すっかり気分を害してリスタート。といっても私だけだけど(笑)。次に目指すのは宍道湖&中海。R431走って東へ進行。暫くしてまず宍道湖が見えてきました。おお、なかなか綺麗な景色だね。右手に湖を見つつ走ってたら、いくらか気分はよくなってきました。これでバイクが完調ならもっと気持ちいいんだろうなー。いや、それは言うまい、また気分悪くなる(^^;。
HBK君と私  どこかで写真撮ろうと思ってるうちに松江市内に入ってしまい、そのまま中海方面へ。途中で県道に分岐し、大根島を目指します。目的は島へと渡る堰堤上を走ること。3年前のツーリングで計画してて、時間の都合でパスしてたんだよね。つまり宿題を片付けに行こうってワケ。
 中海に到着し、湖岸沿いに南下。暫く走ると目標の堰堤が見えてきました。ここで写真撮ろうってことでストップし、パシャリと一発。なかなかグッドな記念写真撮れたんぢゃない?しかし3台だけなんだよなあ。せめてK吉帰る前にどっかで撮るべきだった。よく考えたら未だに4台揃って写真撮ったことないんだよねえ。これも次回の課題だな。次こそ必ず!
 そうそう、ちなみに大根島周辺だけど、至る所に1ヶ月前の大地震の爪痕が残ってました。あちこちで道路が復旧工事中。神戸出身の私としては、なんとなく思い出しちゃって胸が痛い。これから復興大変だろうけど頑張って欲しいです。応援してますよ!

 数枚撮ってから再発進。もう少し観光したいってことで、島内にある溶岩隧道って場所に向かったものの、先頭走るH也が道間違えて隣りの江島へ。戻るのが面倒臭いんで、ぢゃあ今度は江島の水門へ行こうとしたんだけど、またまた間違えて本土側の美保関町に戻っちゃいました。うーん、なんか縁がないようだねえ。ま、そこそこ気持ちいい道だったんで良しとし、境水道大橋(100円)渡って境港市へと進行。
 時間は既にお昼時。そろそろここいらでご当地モノを食い、今ツーリングの締めくくりにしようってことで適当な店を探します。しかし肝心の良さそうな店が国道沿いに全然ない。道の駅くらいありゃあいいのに。無理して探すのも嫌なんで、このまま帰路に着くことに決定。弓ヶ浜が最後の観光ポイントだったけど、この際仕方ないでしょ。ていうか明るいうちに早く帰りたいっていう、私の意志がそうさせたんだけど。だっていつエンジン止まるかって考えたら怖くて怖くて(^^;。悪いけど今回はこれで勘弁、また次の機会にしよう。但し出雲にはもう行かへんで(笑)。

 米子ICから米子道に乗り、一路関西へ。高速走行が一番キツイ、特に振動が。バラバラになる程ぢゃないけど、かなり不快です。あともうちょっとの辛抱だ、我慢我慢。
 途中、蒜山高原SAにて昼食休憩。その後中国道に合流し、勝央SAで再び休憩とって、以後は一直線。福崎から播但道を経由し、そして4時40分、無事HBK宅前に到着。ふ〜、なんとか帰ってこれたあ。なんか今回は移動ばかりで物足りなかった感じがするなあ。ま、原因の1つは私にあるんだけど(笑)。迷惑かけちゃったね、お2人さん。この次はちゃんと念入りにメンテするようにします(^^;。
 K吉に電話し、無事帰ってきたことを報告。互いの健闘を称えあってこの場で解散。みんなお疲れさま。K吉がリタイアしたり、私のバイクがイカレちゃったりと残念な結果になったけど、まあこんな時もあるさ(トラブル続きはいつもの事なんぢゃ?:笑)。次こそは4人元気で一緒で完走しよう。その時こそ、新しいチームチェリーボーイズの門出としようぢゃないか!さあ、そうと決まったら早速計画開始だ!チェリーボーイズはまだまだ終わらないぞ!本日の走行距離、299km。今回の全走行距離、807km。

おわり


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