東日本大震災 被災ミゼット再生

ロック ワッシャとボルトでフライ・ホイールを固定します。

この時、前回にも記述していますが、クランク・シャフト

後端とフライ・ホイールの合せマーク(赤色)を合わせて

取り付けます。これを間違えると、ピストンの上死点を出

すとき、フライ・ホイール側面のマーク位置がピストンの

位置と一致せず利用することができません。 
次に、クラッチ ジスクを取り付けますが、センターに

取り付けなければならないので、シャフトW/ブッシュ-

クラッチを刺して、クラッチ ジスクをセンターに仮

固定します。
その状態で、プレッシャ・プレート、カバー等を組みつけます。


ちなみに、クラッチの組み付け時の注意点は、

・クラッチ ジスクの接触面はオイル気を充分にふき取って

おくこと。

・ミッション・フロント・カバーよりのオイル漏れのないことを

確認しておくこと。

・クラッチ ジスク中央ボスのスプラインにはグリースをうすく

塗布しておくこと。
・クラッチ・レリース・スリーブにはグリースを充填しておくこと。

・ストッパ・ワイヤの取付は、防振ゴムが斜に変形するほど締

め付けないこと。

・クラッチ・レリース・レバー・ロック・ナット・ワッシャの折り曲げ

を確実に行うこと。

・クラッチ・レリース・シャフトを取外した場合はセット・ボルトの

かがり線を忘れぬようにすること。

・クラッチ・シャフトとブッシュの嵌合部にグリースを塗布しておく

こと。
・スラスト・ベヤリングを洗浄した時はスラスト・ベヤリングを

デフ・オイル等のオイルに浸してベヤリングにまで充分オイル

がまわるようにしてから組立てて下さい。レリース・スリーブへ

はなるべく柔らかいグリースを使用するようにして下さい。


さて、画像はミッション本体にクラッチ・コントロール・レバーを

取り付けているところです。
続いて、オイル・ポンプ・プロテクタを取り付けております。
今回の最後はオイル・ポンプの取り付けでした。

つづく)