【気象予報士への道】
このページは,気象予報士を目指して,勉強をしていくページです.
注意)著作権の関係から,記述は最小限にとどめておりますので,
読みにくいところもあると思いますが御了承ください
注意)○×は(財)気象業務支援センター等発表の回答に対する自己採点の結果であります.
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5. 平成22年度第1回気象予報士試験(通算34回)
4. 平成21年度第2回気象予報士試験(通算33回)
3. 平成21年度第1回気象予報士試験(通算32回)
2. 平成20年度第2回気象予報士試験(通算31回)
1. 平成20年度第1回気象予報士試験(通算30回)
0. 気象予報士初挑戦
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5. 平成22年度第1回気象予報士試験(通算34回)
学科試験(専門知識)は合格したので,学科試験(一般知識)を集中的に勉強することが
できました.結果はいかに…
●9:45学科試験(一般知識)スタート.
○は私が正解,×は私が不正解を表します
【問01 ○】
【問02 ○】
【問03 ×】
【問04 ○】
【問05 ○】
【問06 ○】
【問07 ○】出題に不備があり
【問08 ×】
【問09 ○】
【問10 ○】
【問11 ○】
【問12 ○】
【問13 ×】
【問14 ○】
【問15 ○】
12問正解…おそらく合格だと思います.
●11:00学科試験(専門知識)スタート.
前回(33回)合格したため免除
一般と専門をともに合格した場合に限り,実技試験が採点されるので
実技試験の採点は今回が初めてとなりそうです.
実技1はそれなりに自信があるのですが,実技2があまり自信ありません.
特に,冬型気圧配置における日本海における風の収束帯の問題と
山雪型or里雪型の問題が勝負の分かれ目か…
4. 平成21年度第2回気象予報士試験(通算33回)
3回目の不合格がすぐに判明してから一念発起し,
11〜12月にかけては毎晩1時から2時まで参考書のまとめをしたり
電車の中で参考書を読みまくり,問題集を解きました.
受験までの約3ヶ月間は気象のことで頭が本当にいっぱいでした.
その成果はいかに…
●9:45学科試験(一般知識)スタート.
復習も兼ねてその試験報告をいたします.○は私が正解,×は私が不正解を表します
【問01 ○】
【問02 ×】
【問03 ×】
【問04 ○】
【問05 ×】
【問06 ×】
【問07 ○】
【問08 ○】
【問09 ○】
【問10 ○】
【問11 ○】
【問12 ○】
【問13 ○】
【問14 ×】
【問15 ○】
10問正解…今回は難しいとの声が多いようなので,合格ラインが10問以上になるよう祈るしかありません.
熱力学をもう少し勉強するとともに,詰めをもっとしないといけませんね.
●11:00学科試験(専門知識)スタート.
【問01 ×】
【問02 ○】
【問03 ○】
【問04 ○】
【問05 ○】
【問06 ○】
【問07 ○】
【問08 ○】
【問09 ○】
【問10 ○】
【問11 ○】
【問12 ×】
【問13 ○】
【問14 ○】
【問15 ○】
13問正解…こちらはおそらく合格確実
すべては学科試験(一般知識)が合格か否かにかかっています.
学科試験が2つとも通らないと,実技試験は採点もしてくれませんので….
でも前回に比べればはるかな進歩です.やっとここまでたどりつきました.
実技は比較的解きやすかったです.
3. 平成21年度第1回気象予報士試験(通算32回)
気象予報士3回目の挑戦です.
復習も兼ねてその試験報告をいたします.○は私が正解,×は私が不正解を表します
●9:45学科試験(一般知識)スタート.各問題についてのコメントは↓
【問01 ×】
【問02 ×】
【問03 ×】うっかり!!
状態方程式PV=nRTよりP=wRT/Mなのでw=一定より
P∝1/Mに比例するのをP∝Mと勘違い
分子量Mでは乾燥空気>未飽和湿潤空気>水蒸気なので
圧力は乾燥空気<未飽和湿潤空気<水蒸気
【問04 ○】
直前にエマグラム上の温度,露点温度,湿球温位,温位,相当温位,湿数の関係を
徹底的にやったため,自信をもって答えられました.
【問05 ×】
相対湿度=空気の水蒸気圧/その温度での飽和水蒸気圧×100
温度30℃,相対湿度50%の空気塊の水蒸気圧は50=p/42.4×100 p=21.2hpa(1000hpaでの)
その空気塊を900hpaまで断熱的に上昇させると,
温度は乾燥断熱線の勾配にしたがい 30-10×1=20℃となる.
その温度での飽和水蒸気圧は23.4hpaであることから(900hpaでの)
そのときの相対湿度は21.2/23.4×100=90.6%
となると思いきや
水蒸気圧21.2hpaの空気塊は1000hpaの状態での測定値あることから
900hpaの状態では21.2×900/1000=19.08hpaとなることに注意!!
よって相対湿度は19.08/23.4×100=81.5%
相対湿度を算出する際には,空気の水蒸気圧,その温度での飽和水蒸気圧の値が
同一の圧力下で測定されたものであるかをきっちり確認しておくこと
【問06 ○】
自信ありました
【問07 ×】うっかり!!
質量保存の法則により
側面からの出入の流速はv=1m/sまでは算出できましたが
水平発散=du/dx+dv/dy を
渦度=dv/dx-du/dy と勘違い
【問08 ×】????
・平均温度の水平勾配はあっていたのですが,温度移流はわからず
V1:下の面の地衡風ベクトル
V2:上の面の地衡風ベクトル
Vt:温度風のベクトル,とするとVt=V2-V1が成り立つ
下層から上層に向かって反時計回りに変化しているときは,寒気移流となる.
【問09 ×】
【問10 ○】????
海風と陸風のしくみを逆に覚えていたが,なぜか正解.
【問11 ×】
【問12 ○】
自信ありました
【問13 ○】
自信ありました
【問14 ○】????
国土交通省令で定める技術上の基準という言葉を初めて聞きましたがなぜか正解.
【問15 ○】
水防警報=都道府県知事,立ち退き指示=市町村長よりOK
7問正解…3回連続7問.5割の壁越えられず.
●11:00学科試験(専門知識)スタート.各問題についてのコメントは↓
【問01 ×】
【問02 ○】
これは自信ありました.
【問03 ×】うっかり!!
・気象ドップラーレーダーとウィンドプロファイラを混同してしまいました.
気象ドップラーレーダー:降水粒子を受信
ウィンドプロファイラ:大気そのものが引き起こす散乱を受信
【問04 ○】
・ 強い寒気移流=オープンセルの雲域です.
【問05 ○】
【問06 ×】
【問07 ○】
【問08 ○】
【問09 ×】
【問10 ×】
【問11 ×】
【問12 ×】
【問13 ×】
【問14 ×】
【問15 ×】
5問正解…専門試験では過去最低.正直へこみます…
合計で12問正解.過去最低となってしまいました.
2. 平成20年度第2回気象予報士試験(通算31回)
気象予報士の2回目を挑戦しました.
復習も兼ねてその試験報告をいたします.○は私が正解,×は私が不正解を表します
●9:45学科試験(一般知識)スタート.各問題についてのコメントは↓
【問01 ○】 地球型惑星(金星・地球・火星)の大気構成に関する問題
高校の地学の範囲内でした.
【問02 ○】 アルベドと放射エネルギーに関する問題
ステファン・ボルツマンの法則(σT^4),アルベド=0.3で何とか正解
【問03 ×】 空気塊の性質に関する問題
温度と圧力がともに同じ場合,密度は乾燥空気塊>未飽和の湿潤空気塊
(乾燥空気の分子量=29,水蒸気の分子量=18)
【問04 ○】 熱気球の浮上条件に関する計算問題
高校の物理の範囲内,式が書かれていたので自信ありました
【問05 ×】 氷粒子の成長に関する問題
▼全くわかりません
【問06 ○】 地球のエネルギー収支に関する問題
低緯度ではフェレル循環ではなくハドレー循環の寄与が大きくなっています
【問07 ×】 コリオリ力と水平風に関する問題
コリオリ力は地球の自転による見かけの力なので,風速を変化させる効果はありません.
コリオリ力は2ΩVsinφ(Vは水平風速,φは緯度)で表され,V,φが同じであれば高度によらず一定です
コリオリ力はφが大きい(高緯度になる)ほど大きくなります.
コリオリ力は風向きに対し北半球では右,南半球では左に働きますので,
南半球での西風に対しコリオリ力は北向きに働きます
【問08 ×】 等高度線と相対渦度の鉛直成分の関係に関する問題(図あり)
▼全くわかりません
【問09 ×】 水平風の移流による温度傾度の変化に関する問題(図あり)
▼全くわかりません
【問10 ○】 大気境界層に関する問題
摩擦力は高度が高くなるほど低くなります
【問11 ×】 酸性雨と大気汚染物質に関する問題
常識問題でした.なぜ間違えたのかが分からない…
【問12 ×】 予報業務を行う際の記録ならびに保存に関する問題
気象庁の警報事項の利用者への伝達状況は記録しなければなりません
記録は2年間保存しなければなりません
【問13 ○】 気象予報士の試験や登録に関する問題
不正など行った場合,再受験は2年間できません
【問14 ×】 予報業務における気象庁長官への許可・届出・報告などの問題
気象情報などの収集施設を変更するとき,気象庁長官への許可は必要ありません
【問15 ○】 気象業務法および水防法に基づく洪水予報に関する問題
住民等の避難の勧告や指示ができるのは市町村長であり,予報を行った者はできません
7問正解…前回と変わらないとは…2択まで絞り込んだものの正解を外したのが2問ありました.
次回までには,気象法規(12−15)の知識を充実させ,大気の力学問題(3,7−9)を解けるよう
基礎知識・専門用語の徹底的な理解を図ることが大切だと考えます.
●11:00学科試験(専門知識)スタート.各問題についてのコメントは↓
【問01 ×】 気象用語の定義に関する問題
全天日射量は太陽を含めて全天から地上の水平面にやってくる日射量のことです
【問02 ○】 ウィンドプロファイラの問題
ウィンドプロファイラ観測では,晴天時において観測可能な範囲は低くなります.
これは大気の屈折率が湿度に依存するためです
【問03 ○】 気象レーダーの問題
ドップラー気象レーダーは雲粒ではなく降水粒子の動きを捉えてダウンパーストやウィンドシアを検出することができます
【問04 ×】 ひまわり6号による観測とその利用に関する問題
3.5-4μm帯:夜間の下層雲域や霧域の監視(雲と海面との反射特性が異なるため)
6.5-7μm帯:大気の中・上層に含まれる水蒸気の多寡の把握(大気の水蒸気による放射吸収の影響を受ける波長帯)
10-12μm帯:雲頂や地表面の温度の観測→黄砂や火山灰の監視(大気による放射吸収が少ない波長帯)
【問05 ○】 全球数値予報モデルにおける客観解析の問題
モデルの格子点と観測点が完全に一致していたとしても,観測値をそのまま解析値とすることはありません.
【問06 ×】 メソ数値予報モデルに関する問題
積雲対流等の予報を行う場合,連続式を用います.静水圧平衡の仮定では鉛直方向の加速度は存在しません.
【問07 ○】 数値予報のプロダクトに関する問題
鉛直p速度は下向きが正です.北半球における相対渦度の鉛直成分は低気圧性循環では正の値となります.
【問08 ○】 アンサンブル予報に関する計算問題
丁寧に文章を読み計算すればできました.
【問09 ×】 冬季の日本海側の地方の降雪に関する問題
北陸地方での大雪警報の目安は,湿潤層が厚く(上端の高度7〜9km)500hpaの気温が-25℃以下である.
大気下層が0度以上で降雪になるのは,湿度が低ければなりやすい.
【問10 ×】 日本付近の対流雲とそれに伴う現象に関する問題
ドップラー気象レーダーは降水粒子の運動を測定するため,乾いた下降気流は捉えられません.
それに対して,ウィンドプロファイラは,大気そのものが引き起こす散乱を受信しています.
ガストフロント(突風前線)は積乱雲の雲底に発生した下降流が地表面にぶつかり周囲に広がる空気塊のことです.
【問11 ×】 風に関する問題
日射によって混合層が発達すると,気圧傾度が同じあれば,風速は夜間より大きくなることが多い.
おろし風が発生するときは,大気の成層状態は安定している.
粗度が大きいところでは,突風率は大きくなります.
【問12 ○】 ガイダンスに関する問題
丁寧に文章を読んでできました.
【問13 ○】 大雨警報・大雨注意報に関する問題
大雨警報は予め定めた降水量の基準に達しなくても発表されることがあります
【問14 ○】 気候値予報,持続予報,予報のRMSE(2乗平均平方根誤差)の大小関係を計算する問題
丁寧に文章を読み計算すればできました.
【問15 ×】 季節予報の用語の問題
赤道域を30〜60日の周期で対流活動の活発な領域等が東進する現象はマッデン・ジュリアン振動と呼ばれます.
8問正解…2択まで絞り込んだものの正解を外したのが4問あり.
もう少し的確な知識があれば合格できたのかも…
合計で15問正解.50%で少し成長したかな.
1. 平成20年度第1回気象予報士試験(通算30回)
初めての挑戦です.
復習も兼ねてその試験報告をいたします.○は私が正解,×は私が不正解を表します
●9:45学科試験(一般知識)スタート.各問題についてのコメントは↓
【問01 ×】
【問02 ×】
【問03 ×】
【問04 ×】
【問05 ○】
【問06 ×】
【問07 ×】
【問08 ○】
【問09 ○】
【問10 ○】
【問11 ○】
【問12 ○】
【問13 ×】
【問14 ×】
【問15 ○】
7問正解
●11:00学科試験(専門知識)スタート.各問題についてのコメントは↓
【問01 ○】
【問02 ×】
【問03 ×】
【問04 ○】
【問05 ×】
【問06 ×】
【問07 ×】
【問08 ○】
【問09 ○】
【問10 ×】
【問11 ○】
【問12 ×】
【問13 ×】
【問14 ○】
【問15 ×】
6問正解…惨敗です.わからない言葉が多すぎる…
合計で13問正解.
0.気象予報士初挑戦
天気や気象に興味がある私
無謀にも気象予報士の試験を受験してしまいました.
本当に無謀です.本は買っていたのですが,パラパラと見た程度でほとんど勉強0で受験したのですから…
ただどういう試験があるかだけは事前に調べておきました.
大きく分けて学科試験と実技試験の2種類があり
さらに学科試験は一般知識と専門知識の2つ(それぞれ5択15問60分)
実技試験は実技1と実技2の2つ(それぞれ記述式75分)
があり,学科試験はそれぞれについて70%程度以上,
実技試験は合計して65%程度以上の得点を獲得すれば合格です
そして登録すると気象予報士となれます.
9:45一般知識スタート,いきなりオゾンや太陽放射の知識問題が出てきてチンプンカンプン.
次のページにいたっては相当温位や850hpa等圧面など初耳の用語が出てきて完全に勘.
この時点で早やる気を失せましたが,
6問目あたりから雨滴やコリオリ力,台風,二酸化炭素など見知った内容が出てきてほっとする.
最後の4問はお決まりの気象業務法の問題らしくこれまた勘.
最終的に7問正解を果たし,2択まで絞り込んだものの正解を外したのが2問ありました.
やっぱりやっていないところは得点できないことがわかりました.
11:00専門知識スタート,一般知識にもまして専門用語のオンパレード.
観測システムのウィンドプロファイラ,4次元変分法を用いた全球解析システム
降水短時間予報,降水ナウキャスト,スレットスコア…?????
最終的に6問正解を果たし,2択まで絞り込んだものの正解を外したのが3問ありました.
天気図の問題は2問とも正解できたので,こんな感じで実技試験もいけるかも…
と淡い期待をしてしまいました.
昼食後,13:10実技1スタート.
開始と同時に,一斉に後ろについている天気図を切り離す作業を行っているのにびっくり.
私もつられて天気図を切り離す.それから開始したが,
普段見慣れている地上天気図の他に高層解析図,高層風の鉛直分布図など初めて見る図のオンパレード.
しかしながら問題文を丁寧に読み,なんとか答えは書いてみるが全く自信なしで
あっという間に75分が過ぎる.自己採点甘めで45点程度/100点
14:45実技2スタート,実技1で慣れたせいか比較的スムーズに落ち着いて問題を解く.
SSIなど未知なる言葉もあるが,丁寧に問題を読み,こんな感じだろうな〜という曖昧な回答ばかり書き
10分ぐらい余裕を残して16:00試験終了.自己採点甘めで40点程度/100点
気象予報士の試験をはじめて受けてみて,思った感想は
「天気を予想するってすごいことだなあ」
「データがないと何も予想できないなあ」
ということで本当に充実した1日でありました.
でも,4〜5割の得点が獲得できたのは意外でした.
勉強するポイントは今回の試験でつかめたような気がしますので
次回(1月)の試験で合格できるよう,勉強していく決意を新たにして,帰宅の途につきました.