砂利の坂道を歩いて来ると旧岩崎邸の正面玄関があります


■旧岩崎邸■
 
 営団地下鉄千代田線「湯島」が最寄り駅の旧岩崎邸。国の重要文化財です。
東京に行くと決まった時に「何処か行きたい所あったら調べといて」と相棒Mに頼んでたら
調べて来た観光スポットがここ!

M 「旧岩崎邸ってのがあるんやけど、行ってみたい!」

私 「なんじゃ、そりゃ?」

 なんでも明治時代に建てられた建築物でエエとこらしい。建物好きの私なのでもちろん
行ってみましょう。ということで行って来ました。
最寄り駅は「湯島」ですが、山手線の「上野」駅から散歩しつつ歩いていくのもいいかも。
上野公園の池を越えて歩いたあたりにあります。よくは解らない。地元人間じゃないから。
(上野駅に地図があって確認出来るので見て。どっちが北か南かもわからない。)

上野公園を歩くこと15分くらい。東天紅の近く、岩崎邸を目指して行きました。

 砂利道をザクザク歩いていくと正面玄関があります。
そこで入場券を買って見学。洋館と和館があって、広い庭園もあるらしい。

←撞球室

 庭から入っていくとしょう撞球室が。撞球室?
ビリヤードルームらしいです。(買った冊子に書いてあった。)
私は離れやと思ってた。違ったのねえ。
切妻屋根のアメリカ木造ゴシック様式の建物。見てくれは山小屋です。
丸太で組んであってロッジのようです。可愛いです。
しかし

「中に入れな〜〜〜〜い」

紐がしてあって何だかなあ。淋しい。
内装も撮って来たのだけど、あんまり良いのがないので、他の人から手に入ったら
また載せるかもしれません。

←テラス(洋館裏側)

←洋館と繋がっている和館

 建てられた頃はかなり広いお屋敷と庭園だったらしいのですが
第2次世界大戦後に政府に取り上げられて、敷地が1/3ぐらいになりました。
それでも2004年の今、「ここは東京か?」と思わせるぐらいの広さがありました。



森のような庭。
なんか「火曜サスペンス」なんかに出てきそうな感じやなあ、と馬鹿なことを
考えていました。蝉の声を聞きながら、赤蜻蛉が沢山飛んでました。
8月16日なのに秋模様って感じでした。日陰に入ったら涼しいのだよ。

 この後、お庭から中に入ろうと思ったら庭からは中に入れなかった。
正面玄関のある洋館のところに戻っていくと、警備員のおじさんが
「順番間違ってるけど、また戻ってくるはずだから呼ばなかったよ〜〜」
と。どうやら洋館の中に入って、続きの和館を通って、お庭見学ってのが普通の順路らしい。
そういえばチケットを買う時にそういうことを聞いたような気が・・・。
いつものことだけど、やっぱり人の話、聞いてないわ、私。

←洋館の中。ちょっと振り返ってみました。

←2F婦人客室天井。作りが凝ってます。

←2Fのドア。

 何もかも洋風で凝った作りをしてました。とにかく家の中に色々な洋式があって
なんでもこ〜〜〜い、って感じで面白かったです。
コルドバで見た無茶苦茶な建築様式で建てられたメスキータを思い出しました。
この岩崎邸の設計をした人が

ジョサイヤ・コンドル  

岩崎邸の他にも明治から大正にかけて、日本で数々の建物をデザインしてます。
代表的な建物は「鹿鳴館」に「ニコライ堂」←現存してます。その他色々。
彼の弟子に当たる辰野金吾は東京駅をデザインしています。雰囲気似てますよねえ。
近代モダンな建物。ああ、建物大好き!!

←イスラム建築なタイル

 しっかし国の重要文化財故、床が摩耗してはいかんし、壁とか触っても駄目らしく
床には見学者用の絨毯が敷かれていて、特別公開以外入れない所だらけでした。
和館は自由に見れるのに、洋館は厳重。壁とか触ったら、後で連れていかれるそうです。
(警備員のおじさんが「モニターで見てるからね〜〜」って最初に注意されてました。)

つまらんっ!!

海外で色々な建物見ているけど、日本だけやで、こんな厳重な感じは。
まあ、まだまだ有名な観光スポットでは無いみたいなので、悠々見れる所は良い感じです。
物の保存状態はかなり良いし、修復もされていて綺麗です。


◆おまけ◆上野公園でののどかな一時


スワンボート、右から左から

蓮の華〜〜〜



亀あれこれ。これがホントの甲羅干し。

鴨と亀の共存

以上、旧岩崎邸とほのぼの上野公園でした。   2004/08/31 Kaoru



□お絵描き□