ある夏の朝でした。

    「ちいちゃいおねえちゃん、
  
    タマちゃんのあかちゃんうまれたの?」

    「うん。
     
    みさにはみせてあげるからついておいで。」

    ちいちゃいおねえちゃんはわたしを
    
    家のうらの蔵に  つれていってくれました。