おなじもん、よんどります。 そしてありえないキャラ同士の会話に一人萌えてる危ない人間が 私めですが…何か?
「なぁ、何読んでんだ?」 「本」 「い、いや、そういうのじゃなくて…」 「そういうのじゃなくて?」 「うーん、それ俺の読んでる本と同じ奴なんだろ?」 「らしいな」 「なんで、そんな分厚い本がこんなに薄くなってンの?」 「さぁ?」 「大体、それとこれ、どう違うんだ?」 「これを読んだら判るんじゃないか?」 「全三巻あるうちの、第二巻だけ読んでも、わかんねーと思うの、俺だけ?」 「そっちの本はその全3巻が詰め込まれてるんだろう? 俺は始まりもわからなければ、終わりもわからんよ」 「多分、俺が読んでも一緒だと思うぞ」 「理由は?」 「そんな分厚い本読むほど、根気ねーもん」 ある者は断片のみを語り、 ある者は始まりと終わりを知らない。 世界は全てを知るものを その世界には存在させない |