妄想する上での基本設定
公式設定一部無視してます♪


幻想水滸伝を
語らせて!
公式資料を総て揃えている訳でもなく、本編も 忘れていたり、誤解だったり、都合よく解釈している部分が多様にあります。お許し下さい。
幻想水滸伝との付き合いは長いです。知ったのは「U」が発売されたとき。遡って「T」「U」ってプレイして、 とっぷり漬かりきりました。特に「U」なんか美青年攻撃っていうくらいだもんね。イラの質が変わって ハマりやすくなったっていうか。
人物像設定もね、敵味方関係なくきちんとされていて、やっぱり好きなキャラ が分散されるって(まぁ登場人物が異様に多いからだけど)名作の条件だと思う。
つい最近まで、「幻想」をコンテンツ に加えるなら「ビクフリ」だろうなと思ってたんですが、ひょんなことから、「クルシー」に目覚めちゃいました。
「V」で「レオパー」する気もあったんだけどね。見つけたんだわ。「U」の設定資料集&「幻想真書ハイランド編」。 これであたしの運命は転がったのだ〜。
だって、シードったら、あんなにやんちゃで、倣岸で、はったりが利きそうで、小悪魔的美貌で〜。側にはクルガン みたいな怜悧な相棒がいて。腐れってレール引いてるでしょ。絶対。今更シード熱再発。
三国志もそうですが、滅びゆく者の足掻きとか美学とか生きざまとかに滅法弱いもんで、最後まで主人公に 敵対して祖国を愛し、城を枕に二人揃って討ち死に。(びえぇ〜)
『この国と命運をともにするのも、よかろう』(by クルガン)
『俺は楽しかったぜ。この国のことを想い、未来を想い、存分に戦った』(byシード)ですよ。
もうダメ!!! ブラボー、クルシー!
うちの二人はたぶんカップルって言えないと思う。二人とも一番は祖国であり 部隊であり部下だったり。一番信頼してるし、関係があったとしても愛し合ってるかどうかは微妙。 (あやふやなのは、急に甘い話が書きたくなったりするからの布石←卑怯者と呼んでくれ)
一応少々辛めのお話になると思います。
シード 赤と白が基調のサーコートをお召しになり、 都市同盟から「赤い悪魔」と畏れられてるのね(別名シャア・アズナブルってか)。
戦場で血が滾る猛将には色々な顔が存在すると見た。
紅蓮の髪と瞳。きつい眼差し。なにせすることなすこと派手。
うっとおしいくらいに長い前髪って、あたしが好きなキャラ(手塚も蒼紫もね、孔明くんはあり得ないけど) の第一条件ぢゃん!
貴族の名を金で買い取るほどの富豪の次男坊。年の離れた兄貴あり。(設定では平民出身らしい)
享楽主義者。楽しければ体を差し出すなんて平気さ。気が多い。惚れっぽい。男女を問わずモテる。 貞操観念は絶対ナシ。(アイタ)
幼少期は愛情たっぷりの環境で育ったろうけど、実家に対する周囲の視線は厳しい。特に由緒正しき貴族さま からの蔑みと妬みは激しかったと見ます。
結構ルカへの心酔度は高い。剣を合せて初めて分かり合える、みたいな 体育会系の発想の持ち主だから、暫くクルガンへの印象も悪かったとみます。
好きになったらとことん懐く。 ハーンやキバやルカには若いころに剣で負けて下った口。クルガンは徐々にね。
クルガン ハイランドでも有数を誇る名家の嫡男にして一子。(こちらも公式設定平民出身) でもはっきり言って没落貴族。お母さまは皇族の一員で、嫁ぎ先の 凋落ぶりに嘆き、その再興だけが望みという、なんか池田理代子の漫画に出てきそうなイメージアリです。(古いのだぁ)
銀灰色の髪。どこか表情に乏しい怜悧な容貌。 黒を纏ったハイランド軍一の知将クルガンは、シードの愛国心とは異質なものを持っている。ルカの総てを滅ぼす 暴挙にどこか共感してた可能性あり。国と王家を同一視していないから、ルカへの裏切りにさばけていたのは クルガンの方。
一見穏やかな物腰と備わった気品と将来性から女にはモテる。でも一切興味なし。 人に執着しないからどこまでも冷酷になれる。必要とあらば、眉一つ動かさないで村を焼き払える。 敵に回すと怖いよ。真綿でじわじわ苛めるだろう、きっと。(これでいいのか? でもスキ♪)
母は早く身を固めろと煩い。唯一の弱点か。(アーメン)
ルカ・ブライト 最初の登場から怖かったし、しゃべる科白の三分の一は「わはは」で占められてたという、味もへったくれも ないラスボスと思いきや、ちゃんとしっかり人物設定されてましたね。
いい意味で裏切られて満足。♪
ルカの最期、ホタルのシーン。本気で泣いちゃったよ〜。あそこは稀に見る名シーンでした。ホタルもルカも 儚くて。で〜あたしの中では主役級に昇進。いろいろ画策してください(懇願)
「思う存分邪悪であった」とは なかなか言えない見事な科白。
でもさ、暴徒に襲われたときに、父王が家族を捨てて逃げ出して、目の前で 母親が陵辱されて、その結果生まれたのがジルだなんて、いいのかそんな設定かまして〜。複雑。
だからって事件以前のルカが素直な少年だったかというと、絶対そうじゃない。それはイヤだ。 事件は切欠に過ぎないと思う。
ルカをどう暴れさせられるかで、話の膨らみが出てくるんだろうな。そうありたい。
外伝(未プレイ)のルカ、粗野と知性がいい具合に共存してて目茶苦茶エエ男。シードもね、あれで 動いて喋るんでしょ。(じゅる)買おうかな〜外伝。
ジル・ブライト 幻想の女性キャラってみんな毅然として好きなんですが、彼女も立派にその一人。流れに身を任せる 潔さがスキ。変に自己主張しなくて、出来る範囲生きる意味を知ってるし潔いと。
ルカに愛されたいと 思いつつ相手は自分を憎悪していて、国のためにルカに諫言できて、でも思いは届かない。セツナ〜い。 イヤイヤ←死んで来い!
父王もルカも殺すのに加担したジョウイに本気で惚れてたとは思えないけれど、他に国を救う方法が思いつかなくて、 その駒に使われる地位にあった悲劇性が、ギリシャ神話につうじるものがありました。
ジョウイ・
ブライト
絶句した。←一言かよ。
ベストエンディングで、彼を生かせると聞いたんだけど、お亡くなりになる方向で進めちゃったよ(爆)
ナナミ生き返りも捨てたな、そう言えば。(あたしって鬼だろうか)
彼のしたかったことは荷が勝ちすぎたとしか思えない。ナナミをとってハイランドを捨てちゃう子供に、 決定権を与えてはいけません。そのためにだなぁ!(滂沱)
彼はジルを愛そうと努力はしたと 思う。その優しさは美徳かな。ジルに対して失礼なんじゃ? そう思いながらプレイしてたな、当時。
王になりたかった訳じゃなく、王でしかできなことをしたかったんだろうし、ルカを排除するためには 中に入り込まないと無理なのは分かる。けど老獪さが際立っちゃって。手段がね。みんな手駒扱いだったし。
ジョウイの存在を理解できるかできないかで、「幻想」への想いが変わると思う。理解できないと ハイランダーに傾くと思われ。(ワハハ)
ハーン・
カニンガム
ブラボー親父キャラ。「老兵は死なず。ただ去りゆくのみ」を地でいってます。死んじゃったけどね。 (どうよ?)
ハイランドでも名家の出身。第二軍団長。(公式)ルカの剣術指南でクルガンとシードの二人を可愛がって くれたんです。(きっぱり)
後進に身を呈して道を切り開き示唆し続け、最後まで国を支える伝説の英雄。国を愛し皇家を愛し、ゆえに ルカを止められなかった悔恨に苛まれて、あのラストバトルに。主人公とハーンとの一騎打ちを用意してくれて ありがとう。製作者さま!
ゲンカクじいちゃんとの友情の件をあまりよく覚えていなくて、「始まりの紋章」を二人で分け合ったとか。 紋章を二つに割ると、必ず二人は道を別たれるんだ。細かいけどすごい設定だと思います。
ソロン・ジー ハイランド屈指の大貴族の次男だそうです(公式設定)
枷と重圧から逃れたいと足掻き、そのために武勲を立てる ことに拘ってしまう。よくも悪くも秩序を重んじる人。シードを認めると自分の寄って立つ場がなくなる 可能性に怯えてるのかも。
「U」ではただのタマネギ頭のエラソウな人というイメージしかなかったけど、 彼の処刑がシードたちに与えて影響は計り知れない筈です。
う〜ん。深いかも。
キバ・
ウィンダミア
ハイランド有数の軍門の家系出身。禿頭の将軍御年、三十七? 四十七か五十七の間違いじゃ? (公式)未だに疑いの眼〜。
あたしの中ではハーンとキャラが被ってしまって、久し振りに 「U」に触れた段階では見分けがつかなかったです。(平伏)徐々に思い出したけど。
さしずめキバは部下を想ってハイランドを出奔し、ハーンは民を思いやって 国に残ったかな。どちらもルカの行いを憂いていたのは間違いなくって。どちらもご立派でした。
幻想の敵キャラはほんとにみんな一本筋が通っていて、周囲のために国を裏切った咎を一身に背負ってらした んだろうな。生き残ろうとは思ってなかった。その心根がクラウスに引き継がれれば、それだけで 満足なんだろうと。(滂沱!)
あたしにとってのハーンとキバって、かっこいい親父が出てくる話にハマった 源流だわ。きっと。