SIR CLIFF RICHARD IN SYDNEY OPERA HOUSE
11th,12th Feb.2013
  Akira Nakao

   Cliff & The Shadows  Reunion Concert から3年ぶりのオーストラリア・ツアーを体感してきました。

世界遺産のオペラハウスに入るとシャンペン、ビール片手でホールの開場を待つ着飾った紳士、淑女が今宵の宴に酔いしれている。日本ではこの感覚は知りえない。 しかも世界遺産、感激もひとしお。
私の知りうる情報では、かつてクリフはオペラハウスのこけら落としのコンサートをしている。今回が二度目のオペラハウスではないだろうか。
さて午後8時、ショーはスタート。まずステージにあがったのは新進のカントリー・デュオで売出し中の O'SHEA という夫婦デュオ。 これがまた歌が憎いほど上手い。過去にクリフの前座から大きくジャンプ・アップしたアーチストはオリビアを筆頭にラッセル・ワトソン、ヴィンチェンド・ラ・スコラ、等多数おりO'SHEA も可能性は非常に高い。将来カントリー部門のグラミー賞も夢ではないのではないだろうか。
尚、2枚目のアルバム 「One + One」 が現在オーストラリア・チャート3位になっています ステージで歌われた「Thank You Angel」は心臓移植手術サポート・ソングとして全豪でキャンペーン展開中ですMark O'shea自身子供のころ心臓移植手術を受けている。youtubeでキャンペーンビデオがアップされているのでリンクを貼っておきます。関心のあるかたははクリックし下さい。http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=hWbuq46qtM8

 
   30分の O'SHEA のライブが終わり、舞台にクリフのミュージシャン達が集結。 一曲目の Reelin'& Rockin' でクリフが登場し、会場のボルテージは一気に上昇。ハローシドニー!とクリフのご挨拶があり、今日はDVDの撮影があることを聞いた途端ん、また会場は盛り上がる。
ヤッタ! 最近、クリフはツアーごとにファンのためにDVDを発売してくれている。有難い限りである。今回のツアーではオペラハウスのDVDが出るのでは、と期待はしていた。 が、UKのハンプトンコート宮殿での野外コンサートが発表されたので、そちらか?とも思っていたので、まさしくヤッタ!の一言に尽きる。何度もクリフのコンサートには行ったがDVD撮影現場に参加できるのは初めて。思わず興奮してしまう。
ツアータイトルの Reelin'&Rockin' など往年のヒット・チューンを矢継ぎ早に歌っていき、会場のオペラハウスのステージを所せましと言った感じで前後左右に動き回る。やっぱりクリフは健在だった。この手の歌はクリフの独壇場。ロックンロール創世記から時代を築きあげてきた自信に満ち溢れていて、こちらのハートを掴むコツを持ち得た、無類ない才能の持ち主だ。エンタメ界の重鎮として50年以上も過ごしてきたキャリアの証明とも言えよう。個別の曲名は後に発売になるDVDまでのお楽しみに
しておこう。最近にないグレードの高いコンサートだ。

 
  40分程のインターミッションの後、Move It のイントロとともにステージ中央で右手をつきあげスポットライトを浴びる! ステーへの登場方法が楽しみの一つでもあるが、「決めポーズ」 これがまた私にはたまらないね。随分、郷ひろみに盗られている感もあるのだが(これは私個人の主観)さすが本家かっこいい

Ocean Deep は最高にいい。クリフはアップテンポなロックンロールも最高だけどバラードを歌わしたらなんとも言えない魅力がありOcean Deep、Miss You Nights、12th Of Neverなどなどオールランドエンタテナーとしての実力も発揮。1部ではあのジョニー・ティロットソンの「ポエトリー」やブライアン・ハイランドやボビー・ビントンで日本でもヒットした「涙のくちづけ」も披露してくれる。
団塊の世代の私には、今回のクリフのショウは多感なハイテーン時代を、トランジスター・ラジオ片手に洋楽に聞き更けていた日々を思いださせてくれる構成になっている。1960年からビートルズが席巻するまで、クリフがエルビスと共に日本洋楽業界を牽引していた事実を、もっと日本の音楽業界が痛感しなければならないし、我々団塊の世代のファンがしっかりと行動を取れば、またクリフを日本に呼べる日がくかもしれない。アジアの盟主である日本に、クリフを呼べない事があってはならない事だ。これは団塊の世代である我々に与えられたミッションなのかもしれない。 2月25日、26日はシンガポールでのコンサートが、28日はマニラでのコンサートがセットされている。
会場で販売されているプログラムで、Tour Date 2013 が記載されているページの写真を見て下さい。クリフと世界各国の国別方角プレートが載っております。クリフの左手に注目して下さい。Japanを掴んでおります。クリフが日本でのコンサートを希望している様に感じるのは私だけだろうか?