土地の登記の単位

土地を数えるときに一筆(いっぴつ)、二筆(にひつ)というような数え方を聞いたことがあるのではないでしょうか。

土地というものは海に行き当たらない限りはずーっとつながっていて境目も見えません(境目は人間が設置しないと見ることができませんね。当たり前ですが^^;)。

そもそも、土地を所有するという概念は明治時代の地租改正にまでさかのぼります。このときに土地の区画割と区画ごとの所有者が明確になりました。

一筆の土地、というのはこの一区画の土地を指したものです。

一筆ごとに番号が振られていて(これを地番と呼びます)、その土地の地名と合わせて表記することで、その区画を特定することが出来ます。

例えば、「京都市西京区○○○×××34番」という土地は1つしか存在しません。いや、無い場合もある、というツッコミは無しで・・・^^;。少なくとも同じ地名で同じ地番の土地が2つ以上あるということは無いです。

なお、地番の無い土地も存在します。主に国が所有していた道路や水路(現在は主に地方自治体が所有)がそれにあたります(下の絵でいう「道路」と書かれている部分)。ついでに言うと、元々の地番のない道路部分だけでは幅が確保できない箇所もあるため、地番のある土地を買い取るなどして道幅を広げている場合もあります。



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