
私は住職をつとめて四十年、人の死と向き合い、また、ご遺族とともに亡き人を送らせていただきました。僧侶としていつも思うことは、ご家族や縁者の悲しみを受けとめ癒やしてあげることができたであろうかということです。そして、死別の悲しみを超えて、悲嘆からどのように生きる希望と、生きる喜びを見出すか、それを僧侶なりに支えてあげたいと願っております。
また最近、人々は宗教心を無くして人の死に向き合う心の余裕と、悲しみから立ち直る力が弱くなってきたのではないだろうか、そんな危惧の念をいだいております。
葬儀についての本はあります。また、死別の個人的体験談の本もありますが、悲嘆の日々に自己の人格向上と、感性を豊かにすることをめざした本はありません。この「卒哭」を出版することを思い立ったのはこのような背景からです。
「卒哭」とは泣くのをやめるということですが、「生き方を変える」ということでしょう。この本を読んで、少しでも皆さまの人生の糧になれば幸いに存じます。
合掌
神応寺住職 安達瑞光 |
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詳しくは神応寺、または長楽寺までお問い合わせください。
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