最近、散歩だけではなく、ディスクの練習、しつけのトレーニングと、
彼らと共に試行錯誤する時間が増えてきたせいか、
ワン達との関係が、前より良くなってきたような気がします。
いえいえ、よく言うことを聞くようになったっていうわけじゃありません。
コンガはやりたい放題やし、ボンゴは黄昏れだしたら呼んでも来ないし。
でも、ちょっとのんびり付き合えるようになったっていうか・・・
変な肩の力が、抜けたっていうか。
今まで、なんかね、彼らに自分の理想を押しつけてたと思うんです。
しつけに関しても、一方的に「言うこと聞け〜〜〜っ!!」って感じで、
出来なかったら、「なんでせえへんねん!腹立つ!」って思ってました。
レッスンとかで、ちゃんと聞いてくれなかったりすると、
「お利口さんにしてくれんと、私が恥かくやん!」て思っていました。
そこには信頼関係のかけらもなく、世間体を気にする気持ちが強かったんです。
ほんと、ひどい母親でしょ。
でもディスクをやるようになって、
息をあわせるって事をすごく意識するようになって、ずいぶん変わりました。
彼らがじゃない。私がです。
ディスクは、まず人間がきちんと投げてやらないといけません。
ワンが楽しくキャッチできるか、そして、もういっぺんやりたい〜って思うかは
人間側のスローと、調整の仕方にかかっています。
必然的にワンにどうさせたいかじゃなく、
自分がどうしないといけないかを考える事が多くなるわけで。
そんな練習の日々を送っていると、自然としつけの考え方も変わってきたのです。
命令するのではない。導いてやらなければ。
出来ない理由があるのなら、考えてあげよう。
100%完璧の状態なんてありえない。
得手不得手、気持ちの波、体調、いろいろあるんだから・・・
今できるベストを考えてあげよう。そして、出来たら褒めてあげよう。
単なるわがままや、命に関わる失敗(拾い食いなど)の時は、ビシッっと叱ろう。
そう、考えるようになりました。
そしたら、みんなが見てる前で出来なくても、腹がたたなくなったのです。
それだけでなく、うまく気持ちが通じて出来た時は、すっごくうれしくて、
上辺だけじゃなく、心底「GOOD!」っていう言葉が出てくるようになりました。
不思議なことに、彼らも私の言葉によく耳を傾けるようになり、
キラキラした目で、見つめてくれるようになりました。
ほんと、ちょっとしたことなんだけど・・・でも大事な事に気づいた気がします。
ますますワンとの暮らしがおもしろくなってきた今日この頃です。
と、言っても、人間ができてない私は、まだまだ感情的に叱っちゃうし、
彼らの気持ちの半分も理解してないと思うねんけどね。
それでも、一生懸命ついて来てくれようとしている彼らを
あらためて今、ほんとに愛おしく思います。
その気持ちを、これからも大事に・・・大事にしていきたい。
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