いよいよ、12月。
昨日は、クリスマスの飾りつけをしました。
キラキラ光る庭のコニファー、ステレオから流れるクリスマスソング、
そして、クリスマスツリー。
殺風景な我が家も、この時期だけは、ちょっぴりステキになる。
ささやかですが、HPも模様替えして、一気にクリスマス気分だよ〜♪
ツリーの飾りつけをしていると、いつも幼い頃の事を思い出す。
それは、父との思い出・・・。
父は、今でこそ、少し丸くなってきましたが、すっごく厳しい人で、
たかが、クリスマスツリーの飾り方でも、
綿の雪のリアリティーとか、飾り物のバランスとか、ほんとうるさかった。
「そんな幹に近いとこに雪が分厚く積もるわけがないやろ!」
「もっと、薄く綿をのばすんや。葉っぱが透けて見えるのも綺麗なんやぞ」
「こら、ここに金色の鈴があるのに、隣に同じ金色飾ったらあかんやろ」
「トナカイさんの人形の顔、こっち向けた方がええなぁ。
隣のサンタさんとお話してるみたいになって、おもしろいやろ?」
などなど・・・・
「時々離れて見ぃよ。近くでばかり見てると、わからんこともあるぞ。」
と、人生論を思わせることまで、語ってくれていたっけ。
母が、
「ちっちゃいねんから、好きなように飾らしたりぃな」と横から言うと、
「いーや、こういうことは、雑に教えたらあかんのや!!」
と、真剣に怒ってた(笑)
そして、そんな中で、流れていたのがアンディ・ウイリアムスの歌声だ。
父はアンディのクリスマスアルバムをすっごく気に入っていて、
一番のお気に入りが「ホワイトクリスマス」だった。
アンディの甘い歌声に合わせて、父も歌う。
♪ I'm dreaming of a white Christmas〜♪
そこまでは、歌詞を歌えるけど、あとはラララララ〜〜なんだ(笑)
そして、歌い終わると、「ええ歌や〜もっぺん聞こか♪」と、
レコード針の場所を、何度も何度も、戻して歌ってた。
私としては、
児童合唱団の「赤鼻のトナカイ」とか「ジングル・ベル」といった
かわいいのん聞きたいのにな〜〜と、思ったけど、
普段あまり聞かない父の歌声と、アンディの歌声とのデュエットに
なんか、不思議なここちよさを感じていたっけ。
一緒に飾ったツリーとホワイトクリスマス。
父の歌声、そして笑顔。
今でも、こうやって、クリスマスツリーを飾っていると、
何十年も前なのに、昨日の事の様に、思い出される。
今年は、どうしてるかな。
ちょっとクリスマスが分かって来た甥っ子と、歌っているのかな?
ステレオから、ホワイトクリスマスが流れてきた。
♪ I'm dreaming of a white Christmas〜♪
らぁらららぁららららぁ〜〜〜♪
ありゃりゃ、やっぱり歌い方、一緒だよ〜〜〜(笑)
「ええ、歌や。もっぺん聞こ♪」リモコンのリピートボタンを押す私。
お父さん。
あなたのくれた思い出は、こぉおんな形で、今も残っているのよ(笑)
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