動物由来感染症 サルモネラ症

【感染動物】

八虫類(ミドリガメ、イグアナなど)イヌ、ネコ、ウシ、ブタ、ニワトリ

【動物の症状】

無症状、下痢

【人の症状】

腹痛、下痢、発熱

【感染経路】

経口 [けいこう]

【病原体】

サルモネラ菌は環境に広く分布しており、ウシ、ブタ、ニワトリなどには10〜30%、イヌやネコからは3〜10%、カメで50〜90%も感染していると報告があります。
また広く河川、下水などの自然界にも広く分布している細菌です。
この菌は、乾燥に強く、土壌中で数年間生存できます。
ヒトに感染すると、8〜48時間で腹痛、下痢、発熱が起こり、重症になると粘血便を排泄します。免疫力のないヒトが感染すると死亡することもあります。
食中毒として発生報告が主なので、7〜9月に感染が多いといわれています。

【予防】

ペットを触ったあとは、よく手を洗うこと(小さい幼児には、ハ虫類はペットとして適しません)。

【治療】

抗菌薬の投与