【感染動物】家畜、野鳥、野生動物、イヌ、ネコ、ダニ類動物の症状】無症状、死流産【人の症状】発熱、倦怠感、不定愁訴 [しゅうそ](注1)(注1)不定愁訴:はっきりしない症状 【感染経路】吸入(経口 [けいこう])【病原体】コクシエラ菌は非常に強く、乾燥状態でも長く生き続けます。また、ダニなどの節足動物を介さないで直接菌を吸入したりしても伝播 [でんぱ] されます。ヒトの慢性Q熱の場合、長期に渡る疲労感、不定愁訴の人が多くみられ、やる気が起きない慢性疲労症候群と関係しているという報告もあり、注目されています。 動物の場合は、感染していても無症状の場合がほとんどですが、妊娠している動物には死流産の原因となる可能性があります。 【予防】過剰な接触を避け、ふれ合ったあとは、必ず手を洗う、口移しで食餌 [しょくじ] をあげたりしないこと。【治療】抗菌薬の投与 |