動物由来感染症 瓜実条虫 [うりざねじょうちゅう]症

【感染動物】

幼虫:ノミ、シラミ
成虫:イヌ、ネコ

【動物の症状】

無症状、下痢、削痩 [さくそう]

【人の症状】

無症状、下痢(子ども)

【感染経路】

経口 [けいこう]。

【病原体】

瓜実条虫は長さ50cm以上にもなる長い虫です。イヌやネコが毛づくろいなどをして、条虫の幼虫を体内にもったノミやシラミがたまたま食べられると、条虫の幼虫は動物の腸の中で条虫の成虫へと成長します。
瓜実条虫は検便では発見しにくい虫です。
うんちやおしりの周りに小さな虫がついていることで初めて気がつくケースが多いので、見逃さないようにしましょう。

【予防】

ノミやシラミの駆除(ノミやシラミの体内に条虫の幼虫が寄生しており、つぶすことで汚染されるので、決してつぶさないでください)。

【治療】

駆虫薬 [くちゅうやく]