動物由来感染症 レプトスピラ症

【感染動物】

イヌ、ネズミ、家畜、野生動物

【動物の症状】

イヌ:無症状、発熱、出血、腎炎、黄疸、死亡
ネズミ:無症状

【人の症状】

無症状、悪寒、頭痛、筋肉痛、黄疸、出血傾向、蛋白尿、死亡

【感染経路】

経口 [けいこう]、皮膚感染

【病原体】

レプトスピラは、スピロヘータというらせん状の細菌です。
ドブネズミなどでは無症状で、腎臓で増えた菌を尿中に長い間出し続けます。
ある調査によれば東京のドブネズミは高率でレプトスピラに感染していることがわかりました。
水の中ではとても長い間生き続けますが、熱、乾燥、各種消毒薬には弱く、通常の消毒方法で、簡単に死滅します。

【予防】

イヌ:ワクチンの接種。
ヒト:保菌動物の尿、または汚染された水に直接ふれないようにすること。
ワクチンの接種。
保菌動物であるネズミの駆除。

【治療】

抗菌薬の投与