動物由来感染症

【動物由来感染症】

 狂犬病や重症急性呼吸器症候群(SARS)などのような、動物から人へと病原体が感染し、その感染によって起こる病気のことを動物由来感染症といいます。
 人と動物の共通の感染症として「人畜共通感染症」や「ズーノーシス」と呼ばれることもあります。
【動物由来感染症】には、人も動物も重症になるもの、動物は無症状で人が重症になるもの、その逆の場合など、病原体によって様々なものがあります。

【感染症法に規定されている動物由来感染症】

診断後ただちに届出

【1種感染症】

  • エボラ出血熱
  • クリミア・アンゴ出血熱
  • ペスト
  • マールブルグ病
  • ラッサ熱

【2種感染症】

  • 細菌性赤痢

【3種感染症】

  • 腸管出血性大腸菌感染症

診断後7日以内に届出

【4種感染症】

  • アメーバー赤痢
  • エキノコックス症
  • 黄熱
  • オウム病
  • 回帰熱
  • 狂犬病
  • クリプトスポリジウム症
  • ジアルジア症
  • 腎症候性出血熱
  • ツツガムシ病
  • テング熱
  • 日本脳炎
  • ハンタウイルス肺症候群
  • Bウイルス症
  • ブルセラ症
  • 発疹チフス
  • マラリア
  • ライム病
  • 急性脳炎

感染症に規定されていない動物由来感染症

  • レプトスピラ症
  • パスツレラ症
  • ネコひっかき病