パレルモ2005

すべてはこの一冊から始まりました。

目次を見てみましょう


なにやら怪しげなタイトルばかりです。



「第4章ミイラのいる風景に佇む」より
p114

p114にロザリアの写真が掲載されています。
この本を見て衝動に駆られました。死ぬ前に一度見ておきたい。脳裏に焼き付けておきたい
今すぐに見たい。

彼女はイタリアのシチリア州にあるパレルモという都市のカタコンベに眠っている。
この写真に魅せられ、すぐにパレルモ行きのチケットを購入しました。同時に宿の手配もしまし
た。購入したのが2005年8月22日で出発は26日ですから超強行スケジュールだったのです。

2005年8月26日関空発アリタリア航空に搭乗。ミラノで小型機に乗り換えパレルモに向かった。


アリタリア航空1773便内にて

パレルモ空港、現地時間21時10分着
リムジンバスにてパレルモ市内へ


バスを降りたら劇場のまん前
とりあえずタクシーを拾う

ホテル Casamarconi

ホテル名を告げると意味ありげな返答を得てホテルに直行
3泊4日で宿代が81ユーロは超格安
つまり、超格安で有名なホテルということ

ホテルに着いた。とりあえずシャワー
これがおもわぬ惨事を招くことになる。
勢いよくバルブをまわしているとこれがすっぽりはずれた。

( ̄□ ̄;)ガーン

そういうことか!!81ユーロは安すぎると思った!!
水がとまらん!大洪水発生

こりゃえらいこった!おーいフロントのおっちゃん!
1階のフロントのおじさんは誰かと談笑中
身振り手振りで伝えるも返ってきたのは違う部屋の鍵
え?あのー、ワンフロアー全面床上浸水してるんだけど
どうしよう。損害賠償とかせなあかんのかな。

ヽ(  ̄д ̄;)ノ オテアゲー


別の部屋ってすぐ下の部屋やん。天井になんかしみができてるけどええの?
以上のような悩みは杞憂であった。
開き直って爆睡
なんと翌朝目覚めたら浸水が止まってる!さすが地中海っ子。何が起こっても動じない。
慌てない
ちなみにシチリア島がどこにあるか、パレルモがどこにあるのかご存知でしょうか?

シチリア島は長靴の先にある島でパレルモはシチリア島最大の都市

なんとミラノという大都市は経由しただけで素通り。それもこれもロザリアに会いたいがために



右も左もわからないので、とりあえず売店で現地の地図を購入
しかし見知らぬ土地は不安を駆り立てる物
大きな広場にたくさん人がいたので彼女が眠るカタコンベへの行き方を尋ねた。
教えられたとおりバスに乗って揺られること5、6分
ついにカタコンベ入り口に到着

一見何の変哲もない建物。しかし地下には8000体近くのミイラが眠っている。

近くの売店ではロザリアの絵葉書が売られていた。なぜか生花も売っていたので綺麗なのを
一輪購入した。

地下へ降りてすぐ左を直進




念願のご対面
もう死んでもいいです。
あっという間に時が流れ彼女とお別れです。
私は手に持っていたお花を捧げ、この地を後にしました。







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