バックパッキング・ハネムーン

最終更新日:2009.4.28 JST

草模様

1985年4月14日〜5月1日


【85/4/14(日) ロンドンへ】

朝早く、結婚披露パーティをやってそのまま泊まったホテルから私の実家に帰るが、
フライトチケットが見つからず、家族含めて大騒ぎ
結局ホテルに戻って部屋に再度入らせてもらって、落としてたものを回収
一度は行けないかと諦めました
私の不注意で、皆さんにご迷惑をお掛けしましたわ
朝早く起きてて、良かった^_^

で、JALで9時半過ぎのフライトで伊丹から成田に飛ぶ
成田では、東京に住んでた友人が見送りに来ててくれたそうなんだけど逢えず
この頃は欧州便は、まだ直行便はない時代で、
同じくJALのモスクワ経由でロンドンへ
ロシアに空港内とは云え降りことはこの1回しかないですが、
なんか暗い雰囲気でしたね

夕方ヒースロに到着
ロンドンはオーバナイトトランジットだったので、空港近くのシェラトンに泊まる
この旅で、唯一予約してた宿でした

小さな失敗と云えば、有料のビデオのシステムが分かっておらず、
同じ映画を流し放しにしてしまってて2回分チャージされたこと
あ、勝手に想像はダメですよ
ビバリーヒルズコップでした、その映画は^_^


【15(月) ローマ】

BAで、ローマのダビンチ空港に飛ぶ
私はローマは2回目
まずはバスで市内に出て、事前に当りを付けてた安宿に行くが満室
そこでここへ行ったらと云われた別のフロアの宿も一杯で少し焦るが、
さらに紹介してもらった向いの宿を確保できてほっとする

宿が決まれば、もう安心
午後は身軽になって、ローマ市内を回る
スペイン階段でローマの休日のようにジェラートを食べ、
トレビの泉にコインも投げ入れる
5年前にもトレビの泉に再来を願ってコインを投げたのが効いた?
でも、この後はローマには行けてませんねえ・・・


【16(火) ローマ】

まずは駅に行く
夜にベネチアに夜行で移動するので、ユーレイルパスの利用を開始し、
荷物を預ける

あとは、夜まで観光
バチカン市国、コロッセオ、フォロロマーノ、カタコンベ、真実の口など
ほんと町中が遺跡です
2回目ではありますが、すごい

特に大きなトラブルもなく、夜行でベネチアに向かう
この日の夜行は普通の座席でした


【17(水) ベネチア】

予定通りベネチア到着
ベネチアは始めて
まずは夜の夜行の寝台を予約する
最初は結構強行軍で、夜行が続きます

荷物を預けると、船でサンマルコ広場に移動
あとは、夜までじっくりと観光
本当にいい街です

ムラノ島には行かなかったけど、ガラス細工の馬の首をお祝い返しに買って、
日本への発送も頼む
後日無事到着、と云っても2ヶ月以上掛りましたが・・・

そして、夜行列車でミュンヘンへ向かう
この夜は寝台だったので、ぐっすりと


【18(木) ノイシュバンシュタイン城】

ミュンヘンではハーツでレンタカーを借りる
予約しておいたので、全然問題なく借りられる
思い返してみると、レンタカーを予約してるってことは、15日の朝にローマに着いてから間の行程はともかくこの日にミュンヘンには来なくてならなかったんだ
この時には、海外生活したことないし、語学力も大したことないし、
そこまで臨機応変に現地で出来なかったハズだし

ミュンヘン観光はなしで、すぐにノイシュバンシュタイン城へ
多分すんなり着いたように思う
5年前にも登った裏山から城を眺めるが、正直城の中よりその景色の方がいい

その後、ロマンチック街道をひたすら北上する
アウグスブルクで泊まろうと、当りを付けてた宿2軒行くが、ダメ

それなら、既にサマータイムに入り、日が長くなってきているし、もう一走りすることに
ようやく辿り着いたディンケルスビュールの街での宿は簡単に決まって良かった


【19(金) ロマンチック街道】

朝ディンケルスビュールの街を観光し、続いてローテンブルグを
ローテンブルグは私は2回目で、有名だけど、
私はちょっと小降りなディンケルスビュールの方が好きかあ・・・

午後はひたすら西に向かい、夜にハイデルベルクに到着
インフォメーションで安宿も簡単に決められた

夜は古い街並みの、有名なレストランで、連れの誕生祝いを
ピアノ演奏のHappy Birthdayもやってくれて最高!


【20(土) ハイデルベルク、フランクフルト】

午前中は、ハイデルベルクの有名なお城や大学やネッカー河岸でのんびり
午後車でまずはマインツに向かい、夜の宿を確保した後、
フランクフルトへ移動し、レンタカーを問題なく返却
土曜の午後で、店は軒並クローズで、ここで帰りの便のリコンファメーションを
しようと思ってたけど出来ず

夕方マインツに帰ろうとするが、乗ろうと思ってた列車に乗り遅れ、
Sバーンだとユーレイルパス効かないし、それならついでにと
アップルワインで有名なザクセンハウゼンに向かう
アップルワインしっかり飲んだ
美味しかった
で、タクシーで中央駅に戻り、マインツの宿に今度は電車で戻る

後にハンブルクに住むようになって、Sバーンもいわゆる国鉄だし、
ユーレイルパスはOKだったと分かったけど、まあザクセンハウゼン行けたし良かった^_^


【21(日) ライン河下り】

マインツから船でライン河下り
ローレライや数々の古城を楽しめました

コブレンツまで下ったあとは、TEE(ヨーロッパ特急)で一路アムステルダムへ
これも実は乗ったときにはケルンまでの積もりだったんだけど、
乗ってから、日が長いし、アムスまで行っちゃえになりました

元々どう云う計画だったかは覚えてません
とにかく臨機応変でした^_^

アムスでは8時過ぎと遅い時間に関わらず、
無事インフォメーションで安宿紹介してもらえ、市電で移動して無事宿に落ち着く

夕食の宿の近くのレストランのオランダ料理はなかなか美味しかった


【22(月) アムステルダム、ロッテルダム】

朝からアムステルダムを回る
アンネの家はやっぱ衝撃的
運河めぐりの観光船は良かった
飾り窓は昼でもちょっと怖い雰囲気

郵便局で、この旅初めて日本の実家に電話もしましたし、
フランクフルトで出来なかったリコンファメーションもしました
これで帰り安心
そう云えば、いつからかリコンファメーションっていらなくなりましたよね

午後ロッテルダムに電車で移動し、地下鉄とバスを乗り継ぎ
キンデルダイクの風車を見に行く
19基の風車が実際に動いているものもあり、なかなかのもの
ただし、バスの時刻の都合で、遠目でしか見られず
(その後、ハンブルク駐在中に車で行って、ゆっくり見られました)

駅に戻り、アントワープに移動し、駅前の宿を簡単にゲット


【23(火) アントワープ、ブリュッセル、ブルージュ】

まずはアントワープの街を回る
フランダースの犬の有名なルーベンスの絵がある教会とか

ブリュッセルへ電車で移動
グランプラスは本当に綺麗
小便小僧も元気でした^_^

グランプラスのゴディバのチョコレートやレース人形を購入し、
レース人形は日本へ送ってもらいました(これも後日無事到着)

ブルージュへは夕方着く
美しい街並み
ここでもレースを土産に買い込む
駅から結構遠い
「むすんでひらいて」が流れてた

夜行列車でスイスのバーゼルへ向かう
この日も普通の座席だったけど、移動疲れでコテンでした


【24(水) シヨン城、ジュネーブ】

まだ暗いうちにバーゼルで起こされて乗り換えてインターラーケンに
私は5年前に来た時雨で、ユングラウヨッホ登山を諦めたのに、また雨

回復も期待できないと云われたし、今回も断念
(これもその後もう一度チャレンジし、快晴とは行かなかったけど、
なんとか登頂は果たせました)

急遽予定変更で5年前には逆に通ったコースを山岳鉄道で山越えし、
モントレーに向かう

バイロンの詩で有名なシヨン城を観光
ここも私は2回目

その後、ニヨンに移動し、宿を確保し、ジュネーブに出る

この旅初めてちょっとまともな格好で、夕食はチーズフォンデュへ
美味しかった^_^

ニヨンの宿に戻って、コンタクトを外すときに流しに落とす
自分では見つけられず、宿の兄ちゃんを探し出してヘルプを頼むと、
明日の朝来ると云うので、それ以上水を流さないようにして寝る


【25(木) パリへ移動

兄ちゃんが来ない・・・
待ちくたびれて探しにいくと、見つけた宿の人は全然聞いていないと・・・
でも、まあパイプを外すとすぐに見つかった
流れてなくて良かった・・・

ジュネーブに再び移動し、TGVでパリへ向かう

4時前にリヨン駅に到着
まずは、明日からのレンタカーをハーツで予約する

それから、当たりを付けていたサン・ミッシェル辺りの安宿に向かうが
一帯全てコンプリ(満室)

困ってリヨン駅のインフォメーションに戻るがすごい人
ここで競りのような状態のホテル紹介に参入し、
1時間くらいして、ようやく北駅のそばの宿が取れる

北駅を降りると、ちょっと怖い雰囲気
アラブ系の人がたむろしてるも怖い
宿は6階なのに階段のみで荷物上げるの大変
電機も切れてるし、ベッドもシングルだよ・・・

でも、近くのビストロで食ったメニュー(フランス語では定食のこと)はうまかった


【26(金) ロワール地方】

さっさと宿とおさらばして、リヨン駅に戻り、レンタカーを借りる

明日戻ってきてから宿探ししなくて済むように
ツーリスト・インフォメーションに行くが、当日の宿の紹介しか出来ないと云われ、
直接サン・ミッシェルに行き、昨日満室だったところを確保する

あとは、一路ロワールへ
シャンボール城は本当に見事
ここは最高です!

5年前にも行ったブロア城と5年前に入れなかったシュノンソー城も行き、
予め調べておいた古城ホテルへ飛び込みで

まあ、汚い客が来たと思ったんやろうなあ・・・
荷物を運んでくれるんだけど、バックパッキングの上下が逆
多分そんなものこのホテルで運んだことないんだろうと連れと笑う

部屋は超豪華!
食事も素晴らしい
でも、システムが分からず、食後にまず回ってきたチーズを頼み過ぎる
私たちにはまずいカーマンベール
その後のケーキの食べ放題も2人で1個しか食べられず、
チーズを頼みすぎたことを後悔・・・
未だにこの話は忘れないうちの連れです^_^


【27(土) ロワール地方】

ジャンヌ・ダルクのシノン城や眠れる森の美女の城、迷路庭園の城など
沢山の古城を満喫
車じゃないと回れないですね、こう云うところは

夕方パリに戻ってくる
まずは、宿に荷物を降ろす
で、ガソリンはそれからと思ってたら、サンジェルマン通りでなんとガス欠に

車が止まった後、ガソリンスタンドを探すが近くに見つからず
英語が通じない、フランス語は話せない・・・
困って入った中華料理屋でやっと英語で説明でき、場所教えてくれる

教えてもらったガソリンスタンドへ行くが、英語がまた通じない
身ぶり手振りでなんとか数リットル売ってもらえて、車に戻り給油

さあ、これで動くと思ったのに、エンジン掛らない
なんで???
こうなりゃ、持っていくしかないと、連れにハンドル持たせ押す
(ちなみに、これが免許取ってから最初の運転^_^)
なんとか苦労して押してたら、通りすがりにその光景を見て大笑いする兄ちゃんが
ムカッ!
ところが、その兄ちゃん、我々を笑うことに気を取られて、
車止めにぶつかり派手に転ける
おかしいんだけど、力一杯車押してるし、笑えない

と、その兄ちゃん、転けたことで反省したのか、押すのを手伝ってくれる
なんとフランス人らしくない!
けど、ありがたい

やっとガソリンスタンドに着く
なんと売ってくれたのは軽油らしいと分かる(フランス語の世界なので推測しました)
ガソリンを継ぎ直し、やっとエンジン掛るが、すごい排気の煙

でも、しゃあないので、そのまま走り、レンタカー屋に
しばらく排気煙が白くて恥ずかしかった

こんなトラブルあったお蔭で、なんとレンタカー屋の閉店時間を30分過ぎる
どうしようかと困ったが、これも付いてました
閉まった店舗で残業(?)している人がいて、なんとかキーを返却出来る
後日ちゃんとレシート送られてきました

ああ、最後、疲れた・・・


【28(日) パリ】

私は2回目のヴェルサイユ宮殿とルーブル美術館
のんびり回れて良かったです
その後シャンゼリゼをぶらつき、5年前にも行った気軽なレストランへ
5年前と変わらず安くて美味しくて満足


【29(月) パリ

1日いる最後の日は市内観光
ノートルダム寺院、凱旋門、エッフェル塔とか、とにかく高いところに登る
モンマントルの丘にも行きました
セーヌ河の観光船も良かった
エッフェル塔は途中まで歩いて登って運動になりましたわ^_^

最後の晩餐はなぜかギリシャ料理でした


【30(火) 日本へ】

北駅で荷物を預けた後、松阪屋で最後の買物
久々に日本語での買物でした

電車とバスを乗り継いでドゴール空港へ
免税の払い戻しもして、アンカレジに向けてJALで出発

そう云えば、これから10年以上経って、サンノゼ駐在してたときに
アラスカ旅行で久々にアンカレジ行きましたが、懐かしかったですね
すっかり田舎の空港に変ってました
うどんも売ってなかったし^_^;;;

で、アンカレジからは成田へ


【5/1(水) 帰国】

成田に予定通り到着し、JAL国内線で伊丹に夕方戻ってきました

で、この日は私の京都の実家戻り、旅は終わりました


以上

草模様
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