Signs

最終更新日:2003.2.15 JST

草模様

ネタばれ注意!!!

2002年M・ナイト・シャマラン監督作品(PG13) ブエナビスタピクチャーズ配給 1時間46分

主演: メル・ギブソン

平凡な生活を送る一家に起きた妻の事故死をきっかけに、次々と起こる怪奇現象。ある朝、巨大なミステリーサークルが出現し、すべてが恐怖に変わっていく。「サイン」

フィラデルフィアから約70km、ペンシルバニア州バックス郡にある広い庭の家。寝室には夫婦と小学生くらいの息子と小さな娘の平和な家族写真。ベッドで目覚めた元牧師グラハム・ヘス(メル・ギブソン)は、かすかな悲鳴を察知して、庭先のとうもろこし畑に急ぐ。同じ敷地内の別棟に住む弟の元野球のマイナーリーグ選手のメリル・ヘス(ホアキン・フェニックス)も同行。見渡す限りのとうもろこし畑は広大で、人の背の高さ以上もある。畑を掻き分けて行くと、5歳の愛娘ボー(アビゲイル・ブレスリン)が突っ立っている。8歳の喘息持ちの息子モーガン(ロリー・カルキン)も呆然と立っている。飼い犬の2匹のシェパードが激しく鳴く。息子のモーガンが顎で示した方に顔を向けた父グラハムが目にしたものは・・・

それは、巨大なミステリー・サークルだった。直径 20 メートルはあろうか、それが四つ縦に連なり、変な模様もある。そのサークル内のとうもろこしは見事になぎ倒され、円形も正確、とても人間のなせる業とは思えない見事な幾何学模様。

そして、飼い犬が変調をきたす。シェパードの一匹は台所でおもらしをし、もう一匹はちっちゃなボーに吠えて襲ったので、兄のモーガンが殺す羽目に。ボーは私の部屋にモンスターがいる、とか云い、水を入れたコップを棚に並べると云う不可解な行動をとるようになる。グラハムとメリルも、家の屋上の変な男を見る。

TVでは、ET(地球外生命)の出現の可能性を報道し始めている。インドに何ヶ所もミステリー・サークルが出現している。そして、簡易無線機から聞こえてくる不思議なシグナル。TVでは報道が激しくなり、メキシコ・シティ上空にはUFOが出現。モーガンが買ってきた宇宙人に関する本には、何故かグラハムの家とそっくりの絵が・・・

未確認の光やETらしき生命体の出現が、ナイロビ・北京・エルサレムなど世界的に報道され、人々はパニック状態になり、何百人・何千人が教会等に脱出し始める。ヘス家でも、脱出か残留か、多数決ということになるが、モーガンが"母さんのいたこの家を出ていきたくない。"という希望で残留に決まる。グラハムとメリルは家の窓やドアに板を打ち付けてバリケードを作る。

そして、"そいつ"はやってきた。地下室に隠れる一家だが、坑道跡の壁の隙間からモーガンが連れていかれそうになり、何とか助けたものの恐怖で喘息の発作が起こる。必死に介抱するグラハム。そして、夜が明ける。ET達は何故かいなくなったようだ。地下室から階段を上っていくと、辺りは明るい光。平和に戻った…?

テレビを付けると、ET達にはある弱みがあって、一斉に逃げ出したと。安心したグラハムは、その弱みを聞かぬまま、ソファに喘息の発作に苦しんでたモーガンを寝かせて、TVを一旦消し、見易い位置に移動させようとする。しかしその時グラハムが目にしたものは。なんとETはまだいたのだ。モーガンが捕まってしまう。抱き上げ、釘のような爪をモーガンの顔面近くにかざす。TVの情報で、やつらは微量だが、毒ガスを出すと云っていた・・・。

そして、グラハムの回想。---居眠り運転の犠牲となり、木と車に挟まれた瀕死の妻コリーンは、抱きかかえる夫グラハムに無理して作り笑いをして"散歩していた時にこうなったの。"そして、痛むかという夫の問いに、的外れとも思われる"あなた、よく見て。メリル、思いっきり振り切るのよ。"と最期の言葉を残して息絶えた。---

さて、グラハム達はこの絶体絶命のピンチからどうやって逃れるのか???

そして、ラストシーン。牧師を辞めたはずのグラハムが白い立ち襟の黒い牧師の服に再び身を包んでいる。

モーガン役のロリー・カルキンは「ホーム・アローン」のマコーレー・カルキンの弟。メリル役のホアキン・フェニックスは「グラディエーター」のコモデゥス役。

超売れっ子M・ナイト・シャマランが監督・製作・脚本・出演のサスペンス第3弾。「サイン」の彼の脚本は映画史上最高額だとか。監督自身、非常に重要な役どころで出演している。

う〜ん、結局すごく宗教掛かった話なんですね。シャマラン監督の話は、イマイチ分からん^_^

日本公開は02/9/21。

草模様

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