最終更新日:1999.1.17 JST
1997年宮崎駿監督作品(PG13) 東宝(米国ではミラマックス)配給
声の出演: 松田洋治 & 石田ゆり子
主題歌: 米良美一
「風の谷のナウシカ」から13年、天才・宮崎駿の凶暴なまでの情熱が、世界中に吹き荒れる!「もののけ姫」
エミシ族の若者アシタカ(松田洋治)。アシタカは村に襲ってきたタタリ神を退治した後、死の呪いを受けてしまう。そしてその呪いを解くべくアシタカは西に旅立つ。
西に向かったアシタカがやがて出逢ったのはエボシ御前(田中裕子)に率いられた一族。彼らは女たちが製鉄を行い、男たちは鉄を他の町に運び、生活に必要なものを手に入れるという暮らしをしていた。
しかし、製鉄は森を壊し、森の生き物たちは森を守るべく彼らと戦いを続けており、山犬に育てられたサン(石田ゆり子)、別名もののけ姫は、エボシ御前をなんとか倒そうとしていた。
そして、アシタカは、サン達に交易の帰路を襲われ、負傷した牛飼い(名古屋章)を村まで送り届け、村に滞在することになる。
その夜、サンがエボシ御前を倒すべく村にやってくる。しかし、サンは鉄砲に撃たれ、屋根から転落。さらに村人たちに止めを刺されようとする。止めようとしたアシタカは撃たれ、重傷を追う。そして、怪我をしたアシタカは、サンを抱えて、村を後にする。
山犬の元に、サンを連れ戻ったアシタカ。しかし、そこで彼は気を失う。気を取り戻したサンは、彼をしし神のところに連れて行き、生死を神に委ねる。
その頃猪達はボスである乙事主(森繁久彌)中心に、人間達に最後の戦いを挑もうとしていた。しし神に助けられたアシタカは、止めるように説得するが受け入れられない。
エボシ御前は、ジコ坊(小林薫)と組んで、猪達に壊滅的な損害を与える。そして、さらにしし神の首を狙う。
村に戻ったアシタカが見たのは、武士たちに村を襲われて、立て籠って戦う女たちの姿だった。アシタカは、動物たちとの戦いに出ている御前や男たちを連れ戻すべく、山へ戻る。
そして、アシタカはしし神を狙うエボシ御前やジコ坊を止めようとするが、一瞬遅く御前の鉄砲は、しし神の首を撃ち落とす。
首を取られたしし神から死が山を、そして村を襲う。首を返さないと、その死の勢いは止められない。アシタカは、そしてサンはどうする。
「E.T.」を抜き、配収日本新記録を打ち立てた。
日本公開は97/7/12。米国公開は99/11/5。