最終更新日:1998.10.23 JST
1978年ランドール・クレイザー監督作品(PG) パラマウント配給
主演: ジョン・トラボルタ & オリビア・ニュートン・ジョン
20周年再上映で、懐かしのトラボルタとオリビアが蘇る「グリース」
新学期、バッド・ボーイズのリーダー、ダニー(ジョン・トラボルタ)は夏休みに出会ったいい女の自慢話。ところが、そんな彼の前に、その噂の彼女、サンディー(オリビア・ニュートン・ジョン)が現れたから、さあ大変。
そんな、ダニーとサンディーを中心に繰り広げられる学園ミュージカルの決定版!
バット・ボーイズとクール・ガールズは20年前、格好よかったなあ・・・
今、アメリカでは再上映ブーム?これらの再版は、どこのスタジオも初公開から15年以上経過した話題作を3週間くらいの予定で上映し、2百万ドル前後の劇場収益が目標とのこと。ふつう大都市を中心に50館から100館程度の小規模なマーケティングで、客層はそれらのオリジナル映画を見ながら青春時代を過ごした40代後半のベビー・ブーマー、および30歳以下の映画ファンがターゲット。
しかし、全世界で4億ドルの収益を上げたこの“グリース”の場合、初演当時はティーンエイジャーだった世代が家族連れで見られる市場性を買われ、1500館の上映と“スターウォーズ"(初演時の収益3億2千万ドル)並の特別扱いを受けているとのこと。
3月の再公開に関わらず、ハリウッド映画界最高の稼ぎ時である感謝祭(11月末)に「タイト・ジーンズ、バッド・ボーイズ、クール・ガールズ!」というキャッチフレーズで2分間の派手な予告編を流すなど、大掛かりな宣伝を始めたパラマウントは、3ヶ月間で8百万ドル近い宣伝広告予算を組み、春の公開ウィークエンドに1千万ドルから3千万ドルの収益を見込んたとのこと。結果は?
日本公開は78/12。再公開はなし。