Flubber

最終更新日:1998.4.1 JST

草模様

ネタばれ注意!!!

1997年レス・メイフィールド監督作品(PG) ブエナビスタ配給

主演: ロビン・ウィリアムス & マルシア・ゲイ・ハーデン

財政難の大学研究室で作られた新物質フラバーが大学の危機を救う「フラバー」

フィリップ・プレイナード博士(ロビン・ウィリアムス)は、天才的な発明家にして人並みはずれたうっかり者。優秀で色っぽい助手ロボットのウィーボと暮す彼は、“ある物質”の研究に夢中のあまり、恋人で彼の努めるつぶれそうな大学の学長のサラ(マルシア・ゲイ・ハーディン)との結婚式を2度もすっぽかしてしまうほど。

「これが最後のチャンスよ」と彼女に警告された3度めの結婚式の日、ついに“それ”は完成した。透明感のある緑色、ぶよぶよとした弾力感…それにかかれば車だって人間だって重力に逆らい猛スピードで空を飛べるようになるほどの驚くべきスーパー・エネルギー──フラバー誕生!

だが、有頂天のあまり結婚式のことを忘れてしまった博士のもとをサラは去っていく。無くしたあとにその大切さに気づくというのが人間の常。その例に漏れずに博士もサラの大切さに気付き、なんとか彼女を取り戻そうとするが、そこに現れるのが博士の同級生で、彼の発明を登用してライバル大学の教授にのし上がったウィルソン。

彼は早速サラに接近。両校のバスケットボールの対抗戦で、彼の大学が勝てば、週末の1泊旅行の約束をサラから取りつける。しかし、彼らの大学のバスケット部は超弱小で、ウィルソンの大学は連戦連勝中。そんな賭に意味はないような賭。

そこで一計を案じた博士は、発明した新物質フラバーを使うことに。結果は大成功、前半の大差を跳ね返し、見事な逆転価値を納める。

博士とサラの仲を邪魔していたウィーボが、ロボットとして博士への愛をあきらめ、サラの誤解を解く行動により、博士とサラは無事仲直り。フォード社にフラバーの物質を利用した空飛ぶ車を売り付けることにより、大学は危機を脱っせるはずだった。

しかし、そこに新たな敵が現れた。大学のスポンサーであり、息子が博士の講座で赤点を取ったため、将来があぶないという大金持ちのホーニッカーがその物質を嗅ぎ付けた。フラバーを盗むために送り込んだ手下によって、ウィーボは破壊され、フラバーも盗まれる。

さて、博士は果たしてこの危機をいかに乗り越えるのか。ウィーボはどうなるのか。

1961年のディズニー映画「うっかり博士の大発明フラバァ」を、最新映像技術によって全く新しいエンタテインメントに仕上げた作品。

この映画は、リアリティーとは無縁のものなので、そういうのが気になる人は見ない方がいいでしょう。とにかく特撮を楽しんでください。やはり、軽いコメディーを見たいカップルとか、子供連れ(日本語吹き替え)に勧めでしょうか。

フラバーよりも、私はウィーボがすごいと思います。あんなの発明できたら、博士も大学も、やりくりに困ったりしないはずなんだけど・・・

日本公開は98/3/28。

草模様

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