最終更新日:1998.3.31 JST

1997年フィーリックス・エンリケイス・アルカラ監督作品(R)ワーナーブラザース配給

主演: スティーブン・セガール & マーグ・ヘルゲンバージャー

スティーブン・セガール、沈黙シリーズ完結編?EPAエージェントが環境を汚す敵と対決「沈黙の断崖」

ケンタッキー州東部の山間の町で、産業廃棄物の汚染問題が発生。その調査に向かったEPA(連邦環境保護局)の調査官が、事故に見せかけて殺される事件が起こり、同僚の調査官ジャック・タガート(スティーブン・セガール)が現地に乗り込んだ。

身分を隠して住民に溶け込みながら、捜査を続けるタガート。彼の目的は、廃棄物の投棄場所をつきとめること、そして、住民のなかに証人を探すことだ。日雇大工に身を隠し捜査を続けるタガードの前に、次々と恐ろしい事実が明かされる。廃鉱に秘密裏に捨てられている科学廃棄物。それによる病気に苦しみながらも固く口を閉ざす町の人々。平和の地を「死の荒野」と化す違法行為を、組織化して行なう何者かの姿。

町の支配権を握る鉱業界の大物オーリン(クリス・クリストファーソン)は、息子とその仲間を使って捜査を妨害。情報提供者のコットン(ハリー・ディーン・スタントン)を袋叩きの目に合わせ、タガートに協力を申し出た牧師(ザ・バンドのレボン・ヘルム)の教会に火をつける。

そんなとき、タガートが心を寄せる、過去に父親殺しの容疑をかけられ、村八分になっている養蜂家のサラ(マーグ・ヘルゲンバージャー)の兄アール(スティーブ・ラング)が、投棄場所への案内を買って出た。サラがアールに脅えたそぶりをするのを見て、アールへの疑惑をつのらせるタガート。案の定、そこには危険な罠が待ち構えていた。

さて、ダガードは無事事件を解決できるのか?この町の運命は、そしてサラに未来はあるのか?

実際に米国で行なわれているEPAの活動に焦点をあてた作品。絶景を誇るアパラチア山脈を舞台に、セガールがお馴染みのアクションを繰り広げる。

劇中の楽曲もセガールが手がけ、自らもギターを弾きながら1曲聴かせるシーンもある。

露天採炭場でトラックのセガールが18輪の石炭用の巨大なトレーラーに追われるチェースシーンも見せますが、セガールお得意の素手での勝負も随所に見せてくれます。「こう見えても、疲れマンネン」とは云ってませんでした^_^

日本公開は97/11/8。