Dragonheart

最終更新日:1999.7.20 JST

草模様

ネタばれ注意!!!

1996年ロブ・コーエン監督作品(PG-13) ユニバーサル・ピクチャーズ配給

主演: デニス・クエイド & ショーン・コネリー

人間の言葉を話す感情豊かなドラゴンが暮らす中世。傍若無人な王を倒すために立ち上がった武士と、最後の一匹となったドラゴンの物語「ドラゴン・ハート」

舞台は984年のイングランド。14歳の王子アイノンは、彼の保護役であり、高潔な騎士でもあるボーエン(デニス・クエイド)に剣術の手ほどきを受けていたが、王である父はわがままで暴力的であった為、農民の反乱により失い、アイノンも農民の娘により深い傷を負った。アイノンの母は彼を救うべく洞窟に連れて行った。その洞窟にはドラゴンが住んでおり、アイノンを助ける代わりに弾圧的な政策を改めるように誓わせ、ドラゴンは自分の心臓の半分をアイノンに分け与えた。

アイノンは助かり成長し王(デビッド・ゼリウス)となったが、誓いとは反対に父親よりもさらにひどい暴君となった。アイノンの魂がドラゴンによって毒されたと信じるボーエンは、自らドラゴンスレイヤーとなり、いつしか黄金の為だけに狩りをするようになっていた。

そんな中口やかましい僧侶と出会い、また自ら「最後のドラゴン」と名乗るドラゴン(声:ショーン・コネリー)に遭遇し、決闘の末、両者は協定を結ぶことになる。ドレイコと名づけられた最後のドラゴンは、機知に富み、力強かった。真実の騎士道を語るドレイコに反発しながらも、次第にボーエンは胸に眠っていた騎士道精神を呼び覚まされる。そして、ついに精気を取り戻したボーエンは、ドレイコと共に、国民を救うために暴君アイノンに戦いを挑む!!

ジュラシックパークの恐竜を創ったI.L.Mが、実に生き生きとしたドラゴンの映像を創っている。そして、ドラゴンの声はあのショーン・コネリー!人間同士の戦闘シーンはいま一つ迫力に欠け、あまり気合入れて作っているようには見えないが、ことドラゴンが関わってくるシーンとなると、まるで別の映画かのように戦闘シーンも凄みを増している。

ドラゴンを見るだけで、そしてショーン・コネリーの声を聞くだけで価値あります。

日本公開は96/8/31。

草模様

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