最終更新日:1998.3.31 JST
1997年ジョナサン・モストウ監督作品(R) パラマウント配給
主演: カート・ラッセル& キャサリン・クインラン
「エスケープ・フロム・L・A」のカート・ラッセルと「アポロ13」のキャサリン・クインランの演ずるヤッピー夫婦の車が故障、挙げ句の果てに妻を誘拐されるという観光客の悪夢を再現した「ブレーキダウン」
アメリカ西南部、ニューメキシコ州、何マイルにもわたって全く人家がなく、延々とハイウェイだけが続く地帯。そこを通りかかったのは、住み慣れた東海岸を離れ、新しい仕事場となるサンディゴを目指して大陸横断旅行中のカップル、ジェフ(カート・ラッセル)とアン(キャサリン・クインラン)。
荒れ果てた砂漠へ差しかかったところで、怪しげな車に追い越された直後、真っ赤なジープは突然のエンコ。故障の原因も判らず、携帯電話も通じない僻地のハイウェイで孤立し、2人は途方に暮れるが、通りすがりの大型トラックを止めて事情を話すと、優しそうな運転手レッド・バー(J・T・ワルシュ)が電話で助けを呼べるよう、少し先のダイナー(食堂)まで連れて行ってくれると云い、妻のアンが同乗して行くこととなる。
1人残されたジェフは、エンジンのケーブルが外れていることを発見し、修理した後、アンたちを追ってダイナーに向かうのでが、なんとそこには彼女の形跡がなく、地元民からもそんな人は見たことがないと言われる。ジェフはトラックの運転手を探し出し警察に助けを求めるのだが、運転手はジェフやアンなど見たことがないと言い張り、警察も相手にしてくれない。それでも1人で妻を探し求める彼の前に、車の故障の前に現れていた怪しげな車の一団が突然迫ってくる。4WDで河へ逃げ込んで、危機を逃れたと思ったもつかの間、ジェフは一味に捕まってしまう。
一味の要求は、妻の身代金。指示に従って銀行から金を降ろすジェフ。しかし、このままでは、妻の安否は危い!機転で一味の仲間を倒し、首謀者のトラックの運転手を追うジェフ。果たして、彼は無事妻を助け出すことができるのか・・・
スティーブ ン・スピルバーグの初期作品「激突!」を思い出しました。ストーリー的にはかなりムチャクチャと思いますが、まあインパクトはあります。派手なカーチェイスはアメリカ映画お手の物ですね^_^
日本公開は98/1/17。