最終更新日:1998.3.16 JST
1997年ツイ・ハーク監督作品(R) コロンビア・ピクチャーズ配給
主演: ジャン・クロード・ヴァン・ダム & ミッキー・ローク
空手スターのジャン・クロード・ヴァン・ダムに、シカゴ・ブルズの暴れん坊、映画初出演のデニス・ロッドマンを加え、香港のスピルバーグと名高いツイ・ハーク監督のハリウッド進出第1作、香港ノリの劇画風演出アクションが楽しい「ダブル・チーム」
ジャック・クイン(ジャン・クロード・ヴァン・ダム)はCIAの工作員、重さ12トンの超大型トラックに乗って、クロアチアの米軍基地から盗まれたプルトニウムを奪回する冒頭のエピソード。トラックは時速160`の猛ス ピードで、行く手を阻む物に突っ込んで行き、走る列車の上をもジャンプして、かすって飛び越えていく。任務は成功。
この事件を解決し、南仏で引退生活を送っていたジャックに仕事の依頼が。ジャックは妻キャサリン(ナターシャ・リンディンガー)の妊娠を機に今の仕事からてを引こうと考えており、最後の仕事として引き受ける。任務は、国際的なスパイナー、スタブロス(ミッキー・ローク)の暗殺。しかし、スタブロスが子供と対面しているところに出くわし、情にほだされ、作戦は失敗。スタブロスの幼い一人息子を始め、多くの犠牲者を出した上、自身も大怪我を負ってしまう。その上、ジャックは死んだと報告され、コロニーと呼ばれる離島に収容される。そこは殺されたはずの工作員がテロ対策の分析に従事している秘密基地。
ある日、また、テロ事件の分析の仕事が舞い込んだ。それはスタブロスの犯行で、彼はジャックに妊娠中の妻を人質に取ったとメッセージを残していた。スタブロスは息子が殺された復讐を果たそうとしている。ジャックはコロニーを命懸けで脱出し、妻の救出に向かう。金髪ヘアに鼻ピアス、全身入れ墨の謎?の武器ディーラー、ヤズー(デニス・ロッドマン)から武器を手に入れたジャックは、遂に競技場でスタブロスと対決に至る。地雷が仕掛けられ、ライオンが徘徊する地獄の競技場で、果たしてジャックは宿敵を倒すことができるのか?彼を助けるヤズーの活躍はいかに・・・
最後の競技場の場面は、ブルース・リー主演の「ドラゴンへの道」を彷彿とさせます。まあストーリーもそんなに変わらないかな^_^;;;いわゆるB級映画好きな方には見逃せないでしょう。肉体派もかな?
日本公開は97/10/18。