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使用されているのはRコア・トランスというオーディオ用の電源トランスで、ハムが殆どない良好な電気特性を持っている。円形のトロイダル・コアトランスと比べて、製作工程が簡便なので、ローコストで性能の良いトランスを生産できるのが売りらしい。パワードSPとノーマルの差額は、殆どこの部品が吸収していると思われる。SPの重量の半分はこのトランスによるもの。 このスピーカーは電源部や信号線に比較的高価な部品を投入していて、その分、電子回路部でコストを圧縮しているようだ。商売だから仕方がないとはいえ、あと、1万円高くなっても良いから、まともな電子部品を使って欲しい気もする。特にOPAMPに採用されている4560シリーズはベリンガーなどに使われているローコスト品の代名詞なので、トホホ指数は一気に上昇する。電源部のフューズは3.5A。電源投入時に測定したところ、突入電流が約1Aほど流れている。その後のアイドリング状態では10mA程度の消費となる。 |
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