特急銀座・北陸本線の象徴
雷　鳥　
〜終焉迫る国鉄特急の匂い 〜

2006年8月

●来たぞ！　2006.08.05






●Hungry Spider　2006.08.13
CAPA 2007年1月号「TEKKEN!!」掲載作品






●真夏の復活　2006.08.12






●懐　2006.08.15






●いつもの夏　2006.08.15

●来たぞ！　 4037M 特急「雷鳥37号」 JR西日本　JR京都線　大阪 （大阪市北区梅田3丁目） 2006.08.05 MINOLTA　α-7/TAMRON AF ASPHERICAL LD 28-300mm　F3.5-6.3 夏休みに入り、帰省と思われる家族連れの姿が目立つようになりました。小さな子供にすれば、特急列車で遠くへ行くのはいつの時代もワクワクする事の筈。お父さんに頭を押さえられて、はやる気持ちを押さえ込まれる様なシーンが目に止まりました。

●Hungry Spider　 9015M 特急「雷鳥83号」 JR西日本　湖西線　北小松→近江高島 （滋賀県高島市鵜川） 2006.08.13 MINOLTA　α-7/TAMRON AF ASPHERICAL LD 28-300mm　F3.5-6.3 冴えない天気の中、どう撮ろうかとあれこれ探し回っていると、ごっついクモが居ました。薄曇りの中、逆光でそのクモの巣がほんのり光っているので面白いかもと思いと撮りました。岸田凡氏に作品を見せたところ、「車体が流れた方が良いのでは」と指摘され納得…。

●真夏の復活　 9031M 特急「ふるさと雷鳥」 JR西日本　湖西線　北小松→近江高島 （滋賀県高島市鵜川） 2006.08.12 MINOLTA　α-7/TAMRON AF ASPHERICAL LD 28-300mm　F3.5-6.3 細々と運転されている「ふるさと雷鳥」も、もう6度目の夏。ヘッドマークが「臨時」なのでどうしてもサイドから撮ってしまいます。稲が実る景色と国鉄色のボンネット型車両は、当たり前だった夏の光景を思い出させてくれます。

●懐　 4009M 特急「雷鳥9号」 JR西日本　湖西線　北小松→近江高島 （滋賀県高島市鵜川） 2006.08.15 MINOLTA　α-7/TAMRON AF ASPHERICAL LD 28-300mm　F3.5-6.3 このあたりの集落は、農家と思われる古くどっしりした趣のある民家が多いのですが、その家にある軽自動車が、何となく都会に出て行った若者が帰省で帰ってきて、実家という大きな懐の中で骨休めをしているのでは、と、勝手なストーリーを考えてしまいました。

●いつもの夏　 4012M 特急「雷鳥12号」 JR西日本　湖西線　近江高島→北小松 （滋賀県高島市鵜川） 2006.08.15 MINOLTA　α-7/TAMRON AF ASPHERICAL LD 28-300mm　F3.5-6.3 また別の、「雷鳥」の歴史より古いであろう民家を入れてみました。いつも同じ様に夏景色の中を通過する列車をどの様に見守っているのでしょう。当たり前に繰り返されてきたこの景色も、もうそろそろ見納めかもしれません。

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