わたしがパソコンを始めた訳
400枚の涙のFAX 〜第二章〜
   わたしは、毎月くる電話代に脅え、請求書をみては卒倒していた。    でもお金にはかえられない。    わたしはもっぱらファックスを利用した。自筆のお手紙だ。        私はほぼ毎日手紙を書いた。夕方近くになると、    夕飯の準備をしながらその合間にせっせと手紙を書いた。        涙をぼたぼた落として文字がにじんだ・・・・・・。    ファックスのやり取りは約半年間で、    枚数にするとA4サイズ400枚に及んだ。
   このファックスの内容については、    いずれ、雑文で紹介できるものを    少しずつ紹介していけたらと思っている。        半年たっても、つらくて仕方がなかった。    ほんとうに良く泣いた。    いつになったら、このつらい気持ちは楽になるんだろう?    息子のホームシックは、いつなくなるんだろう?    私自身、ふさぎ込みがちになっていった。    夫へ散々八つ当たりをした。オットにしがみついて泣いた。    下の子を連れて、わたしは向こうで暮らしたい    夫がひとりで日本に残ればいいんじゃないの?    どっちが大事かって?    子供にきまってるじゃないの! 大人のあなたにわたしがついて、    なんで子供のあの子がひとりなんだ?    あの子の年令のとき、あなたはなにしてた?    親元を30手前まで離れた事ない人になにがわかる?    夫は、反論することもなくいつもだまって聞いていた。    母親の気持ちは痛いほど分かっていたのだろう。    母子の絆は強い。    息子がつらいとわたしもつらい。体がちぎれそうだ。    ちぎって体を二つにしたい……。    あの子の顔が見たい。声がききたい   第三章へ