ボーイズ・ドント・クライ

ポネット

僕の美しいひとだから


ボーイズ・ドント・クライ(★★★★)

1999(米)
監督:キンバリー・ピアース
主演:ヒラリー・スワンク/クロエ・セヴィニー/アリシア・ゴランソン

体は女だが心は男の「性同一性障害」のブランドン。
自分の気持ちに正直に、男として生きることを選んだブランドンは
好きな女性「ラナ」との愛に生きようとするのだが、
実は彼女が「性同一性障害」であるということが回りにばれたことで悲劇が起きる。
世間が、男が「性同一性障害」のブランドンの存在にパニックを起こしてしまうのだ。
ラナの母親は「化け物」呼ばわりし、
男だと信じていた友人たちはブランドンをレイプしてしまう。、
1993年に実際にアメリカで起きた殺人事件を忠実に描いた映画。
マイノリティに対する偏見って保守的な地域では特にアメリカはきつい。
弱いなあ男。レイプすることで彼女の「男」の部分を否定して、強引に「女」と
納得したかったのかも、彼ら。
重くてつらい映画だが、ブランドンの愛に応えた「ラナ」が救いか。
ブランドンとラナのセックスシーンが美しい。
何が凄いってこの映画、性同一性障害の美しい青年を演じたヒラリー・スワンクの演技。

凄い!

ポネット (1996・フランス) 制作:アラン・サルド 監督・脚本:ジャック・ドワイヨン 撮影:カロリーヌ・シャンプテイエ 音楽:フィリップ・サルド 出演:ヴィクトワール・ティヴィソル、    デルフィーヌ・シリツ    マチアス・ビューロー・カトン    グザヴィエ・ヴォーヴォア    マリー・トランテイニャン 母親の死に直面した4歳の少女が、 その死を受け入れられるまでの 心情を丁寧に描いた作品。 プロヴァンスの田舎町。 交通事故で母親を亡くしたポネットに 父親は、そのことを説明するが、 彼女には母の死を理解するには幼すぎる。 父親が仕事で家を離れてる間は 叔母の家族に預けられていた。 従兄弟二人はポネットに、母親はもう死んだのだと 子供特有の残酷な言葉で言ってのける。 いつか、ママに会えると信じているポネット。 この映画は、子供の視点を通して描かれています。 子供たち同士の会話が多く、その会話もリアルです その現実感を持つ、残酷で素直な子供の会話が活きています。 この映画の、何がすばらしいかって、主人公ポネットの 自然体の演技。特に泣きの演技は絶品です。 しょっぱなから、この少女といっしょに、泣いてしまったわたしです。 あの泣きの演技をだれが教えるのでしょうか。 これから、どんなオフランスの女優になるのか、 すごく楽しみな女の子です。これ、必見 この年令に、一番身近で愛する母親の死を受け入れるのは 難しいことなのでしょうね。 わたしも、これくらいの年令のとき、ごく近所のお友達の おばあさんが亡くなったとき、 人間はなぜ死ぬの?わたしもいつか死ぬの? とおお泣きして、しばらく母親を困らせたことを、いまでも はっきり覚えています。おばあさんが亡くなったことで、 死を身近に感じて恐くなったのでしょう。 いつかは大好きな母も亡くなって、この世からいなくなることを 認めたくなかったのでしょうね、、 しばらくは、その死の恐怖にさいなまれたような気がします。 これだけの演技ができるヴィクトワールちゃん ぶらぼ〜〜〜〜〜〜〜

僕の美しい人だから (1990・米) 制作総指揮:シドニー・ポラック 制作:マーク・ローザンバーグ、 エイミー・ロビンソン    グリフィン・ダン 監督:ルイス・マンドキ 原作:グレン・サヴァン 脚本:テッド・タリー、    アルヴィン・サージェント、 撮影・ラヨシュ・コルタイ 出演:スーザン・サランドン、 ジェームズ・スペイダー    アイリーン・ブレナン、 ジェイソン・アレクサンダー、     キャシー・ベイツ  妻を亡くした、 若くて美しいエリートビジネスマンと、 息子を亡くした、ハンバーガーショップで働く、 40代の中年の女性の セックスから始まる大人の恋愛 友達とのパーティ騒ぎの帰り、男は立ち寄ったバーで 中年の女性に誘惑される。男性28歳。きゃあ〜 そのまま、二人は彼女の家に。うきゃ〜 一夜限りの遊びのつもりが、 男は次の日も彼女に会いにいく。 どうしても彼女がほしかったから。 いいですね、こういう大人の恋愛。 スーザー・皿うどん、 もといスーザー・サランドンが、 ほんと、はまり役って感じで、 最高の演技してたんじゃないかな。 またまた好きになってしまいました。 それに、なんておいしい役どころなんだろ!この皿うどん!! なんってったって、男は一回り以上年下のいい男。 ステーキ並みの美味さですね。 若いエキスもらう訳なんだから 中年の女に、振りまわされるいい男の、 ジェームス・スペイダーのなんとかわいいこと 私たちも、まだまだいけますって!!! (あおって、どうする) タイトルは、僕は美しい人だから、 の方がいいかもしれない。 スペイダー、美しいから