太陽 sideアティ






太陽みたいな人だと。そう、言われたことがある。
それはいつものように集落を一つずつ回って、
そこにいる人たちといつものようにおしゃべりをしていたとき。
ふと、思いついたようにあの子が口にした言葉。




『先生は太陽みたいな人ですね』




そう言って、笑顔とも泣き顔とも取れる表情をしていた。
まわりの人たちは笑っていた。
褒め言葉だと思って、良かったね、と声をかけてくれた。
でも、あれは決して褒め言葉などではなかったと今でも思う。


2人きりの帰り道。
どういう意味ですか、と聞いてみた。
別に、としか答えてはくれなかった。
ずっとそっぽを向いたまま。
でも、たまに目が合うととても綺麗に笑いかけてくれる。
綺麗で、綺麗な。偽物の笑顔。
それを見ていることがひどく辛くて、不自然に目をそらした。

見上げた空は、水平線に沈む太陽に染められて真っ赤だった。
見ているだけで物悲しい気分になるような、夕焼け。沈む太陽。
私は、こんな風に思われているのかと思った。




『そんなに似てますか?』




立ち止まり、水平線に消えていく太陽を見つめながらそう言った。
返事は返ってこなかった。
沈黙は、やはり肯定の意思なのだろうか。



太陽みたいな人だと。そう、言われたことがある。
水平線に沈んでいく、物寂しげな太陽。それが私。
あの子にとって私は、そんな存在でしかないのだろうか。

すっかり太陽が沈んだ暗い道を、何も言わずに2人で歩いた。
昼間しか昇ることのない、いつかは沈む、消えてしまう太陽。
あの子にとっての私がそうであるというのなら、それはなんて悲しいことだろう。


目を閉じれば浮かぶあの日の夕焼けが、ひどく、心に痛い。





FIN?
――――――――
気持ちアウィル。でもウィルア。
アティsideです。ウィルのと併せてごらんください。

師弟愛でも、恋愛でも、もうどっちでもいいや(ぇ)
ウィルは恋愛感情なんですけどね。アティのほうはどうなんだろう。
自分でも書いてていまいちよくわからんです。
目標は恋愛ウィルアを書くことなんだけど・・・・。
・・・大人ウィルあんま好みじゃないんだよなあ・・・・(なんてことを!)

(2004.4.7)

ぶらうざばっく