殺風景だとは言ってもテレビくらいは存在する部屋に
見慣れないものがどでんと鎮座されているのを発見したのは、
風子を部屋に通し、自分はキッチンにコーヒーを淹れに行った後だった。
その四角い黒い物体の傍らでは、楽しそうに風子が先ほど買い込んだ大量の菓子達の袋を開けている。
「―――どこにこんな大きなもの仕込んでたんだ?」
「肩に下げてたでっかいカバンの中」
返事を返す声も心なしか浮かれている。
菓子袋を一通り開け終えてから、今度は黒い物体に手をかけた。
「何じろじろ見てんのさ。みーちゃんだって、これ、やったことあるっしょ?」
「・・・・・ぷれすて?」
「2、ね」
言って、けたけたと笑う。
もともと部屋にあったテレビとそれが、コードで繋がった。
「これね、今日発売されたばっかなんだー」
嬉しそうにいいながら、包みに入っていたもの(ソフト?)を取り出してフタをあける。
ハードにセットして電源をいれ、二つあったコントローラーの一つを投げて寄越した。
「2人でも出来るはずだから、一緒にやろ」
「いちよー言っておくがな」
「みーちゃんが格ゲー苦手なのは知ってるって」
そんな雑談をしているうちに、画面が切り替わった。これはOPだろうか。
隣で、風子の目が輝く出すのがわかった。さあ、ゲームの始まりだ。
―――久しぶり、懐かしい面々よ!
FIN.
そしてどこぞの村へ続く。。。
(2004.6.10)