■ 第一印象 ■ 「あれっ」 日本の我が家。郭家。 その息子の部屋でごろごろと過ごしていた潤慶は、机とベッドの隙間に落ちていた一枚の紙切れを拾い上げて、素っ頓狂な声を上げた。 「ナニナニ?この子誰?ヨンサ」 拾い上げた紙切れ―一枚の写真の中に収まっていたのは、黒髪を靡かせて微笑んでいる一人の少女。目線が全く違うところに行っているところを見ると、この写真を隠し撮りか何かをしたものなのだろう。それでなくても、英士の部屋から女の子の写真が出てくるなどというのはとても稀なことなので、潤慶は面白がって騒ぎ立てた。 「ヨンサもこんなの持ってたりするんだ。びっくりしたー」 「・・・・別に俺のじゃないよ。一馬が持ってきて、忘れてったんでしょ」 「恥ずかしがることないのにー」 「・・・・・・・・」 「名前は?名前何て言うの?」 「・・・・・・・・・・・小島。小島有希」 「ふーん、コジマユキ。ヨンサの彼女?」 「違うよ」 「じゃあ、誰の彼女?」 「誰のでもないよ。多分フリー」 「へー。可愛いのに変なのー」 そう言いながら、写真を楽しそうに眺める。 嫌な奴に嫌なものを見つけられてしまった。英士の顔がそう告げていた。 「この子、ヨンサの学校の子?」 「ううん、違う」 「じゃあ、結人か一馬の学校の子?」 「2人とも違うよ」 「じゃあどこの学校?」 「・・・・・・・さあ。忘れた」 「あ、わかった。桜上水だ」 「・・・・・・・・・へ?」 「この制服見たことある。この学校の学区ってどこだっけ?」 「・・・・・それ、聞いてどうする気?」 「あ、もしかしてヨンサ、この子の住所知ってる?知ってたら教えてよ」 「だから、それ聞いてどうするの」 ほぼ詰め寄るように身を乗り出して尋ねてくる英士に、潤慶がさらりと答える。 「会ってくる!」 「何で!?」 「可愛いから」 「・・・・・・・・」 「だからヨンサ、住所教えて」 「―― 悪いけど、さすがに住所までは知らないよ。だから潔く諦め・・・」 「ヨンサの携帯発見!小島小島・・・・・・あ、あった。 ね、ヨンサ。この子に電話かけてもいい?」 「潤慶!」 教訓。見られると困るものはきちんとしまっておきましょう。まる。 FIN. ―――――――――― 第一印象で決めました。って感じ?(謎) てゆーか何故に意図せずして郭有潤なのかしら?(知らん) てゆーか潤の口調ほんまわからんねんて。 資料が某友人Fの書いた夢小説ってあたりで無謀でいっそ笑う(笑うな) コミックス買わないと・・・・必要なキャラがしゃべってる巻だけでいいから買わないと・・・。 |