■ イン カフェテリア ■







「で、今日はどこ行くの、有希?」

「決めてないわ。若菜くん、どこか行きたいとこある?」

「俺は別に・・・・・一馬は?」

「俺もない」

「どっか行きたいって言ったのは有希でしょ。何で決めてないの」

「だから、『どこか』行きたかったの。行き先なんてどうでもよかったのよ」

「行き先決まらないんじゃ、このままこうしててもしゃーないよなー・・・帰るか?」

「えっ!?もう帰るのか!?」

「嫌よ。せっかくここまで出てきたのに、何もしないで帰るなんて」

「有希が悪いんでしょ。せめて、何したいかくらい決めておきなよ」

「・・・・・・・真田くん、何かしたいことある?」

「お、俺!?」

「有希。責任転嫁しない」

「しっつれいね。私はただ真田くんの意見を聞こうとしただけよ」

「よく言うね。一馬が怯えてるでしょ」

「別に怯えてなんてないわよねー、真田くん?」

「え、あ、その・・・・・・」

「だから、その言い方が悪いんだって」

「まあ、一馬が話しベタすぎるってのも悪いんだろうけどな」

「・・・ま、確かに」

「そうそう。私だけのせいじゃないわよね」

「だ、だれが話しベタなんだよ!」

「一馬」

「一馬」

「真田くん」

「ハモんなよ!!」

「自覚無いってのは問題かもね」

「そうよね。自覚無かったら、治すことも出来ないもの」

「現実を見ろよ、一馬」

「何だよそれ!」

「・・・・・で、何だっけ?」

「今日のおでかけの行き先」

「何するか、もだろ?」

「勝手に話戻すなよ!」

「とりあえず私は差し当たってやりたいことないわ。郭は?」

「俺も無いね。結人は?」

「無い。一馬は?」

「え?あ、あー・・・・・・・・・・・・そういえば、今日入ってたチラシで・・」

「・・・・・チラシ?」

「・・・・・おまえ、もしかして毎朝見てんのか?新聞折り込み」

「見るだろ?普通」

「見るか?」

「見ないね」

「スーパーの安売りなんて興味無いしなー」

「そういうこと」

「ベ、別にスーパーの特売ばっかじゃないじゃないだろ!?」

「私は見るわよ?チラシ。時々掘り出し物とかあるもの、ね、真田くん?」

「ほら見ろ。普通だろ、普通!」

「有希と同じレベル・・・・・か」

「一馬。お前将来良い主婦になれるんじゃねえの?」

「なるか!!!」

「それで?そのチラシがどうしたの?真田くん」

「そうそう。早く言いなよ」

「あんまり大声で叫んでると目立つぞ」

「・・・・誰のせいだと思ってんだよ、誰の・・・・・・」

「で?」

「・・・・・・・・・・・・ナントカって言う薬局で先着何名が何か貰えるって」

「ナントカって薬局、じゃわかんねえよ」

「貰える何かって何?」

「確か、シップとか粉末ドリンクとか・・・・。セールもやってるって話だぜ。
あ、あと。そこのデパートでウェアの安売りやってるってよ」

「・・・・・・・・・・・・・真田くん。その薬局、場所はわかる?」

「・・・・・多分」

「その先着順ってのは、何時からなんだ?」

「・・・・・11時」

「結人。今の時間は?」

「10時半」

「・・・・・決まりね」

「は?何が?」

「そうだね」

「だから何がだよ」

「何やってんだよ一馬。もたもたしてると置いてくぞ」

「何言ってるのよ若菜くん。真田くんがいないと場所がわからないじゃない」

「ほら、行くよ一馬。さっさと立つ」

「さ。早く行くわよ、ナントカっていう薬局へ!」

「・・・・・やっぱ『ナントカ』じゃしまらねえよなー・・・・」

「ほら一馬。早くその薬局の名前思い出して」

「ワケわかんねえよおまえら!!!」






終れ。
―――――――――――

ごめんなさい(唐突)
いや、セリフ並べた方が簡単・・・じゃなくて、
面白いかなと思ったら、あまり面白くありませんでした(死)
結人の話し方わからんし。いやん、大問題v(死)

とりあえず私、この人達は庶民であってほしいんです(笑)
安売りにはトキメクし、タダには弱い一個人であってほしいのです(笑)
とゆーか、チラシを毎朝確認するのはおかしいことなんでしょうか?私はしないんですけど。

てなわけで、2周年記念でした。お粗末さま。
(リク内容は『U14と一緒にお出かけする有希』だったんですが、投票項目は郭有希だったんですよ。U−14×有希なのか、郭有希なのかわからんかったので、カップリング色ナシでいってみました。ごめんなさい。投票者様・・・・)

 

モドル