::ラスト ボス
何より強敵といえるのは、他人より自分であると思う。
他人には負けたくないと意地を張るくせに、
自分には簡単な言い訳1つで負けてしまう。
弱点を良く知っているからこそ、
人は『自分』という人種に弱いのだろう。
何よりの強敵は、外の敵より自分自身。
解き下ろされていた髪を器用に結い上げて、
彼は鏡に映る自分の顔を覗きこんだ。
目の前にいるのは、自分自身であり、敵。
何より強敵であるとさえ言える、自分自身の顔がそこにある。
自分が意志薄弱だと思ったことなど1度もなかった。
確かに後悔したこともあったし、ためらう事もあったけれど、
最後はやはり自分の心で全て決めた。
その結果がどうであろうと、それはそれ、である。
そんな彼でも、ここ最近、自分という強敵に悩まさている。
外の敵はあらかた片付けたのに。
邪魔な人間は適当な口実を使って追い払ったのに。
時間の大部分を裂く仕事は、あの手この手で無くしたのに。
それなのに、最後の敵に彼は勝てない。
本来なら最後の人押しをしなければならない、自分の意思に。
「あとちょっとなんだ・・・・・・・」
自分の映る鏡から視線を外して、下を向いてため息をつく。
あと少し。
あと少しのところで、いつも悪魔のささやきが邪魔をする。
『今度でもいいか』とか。『また明日がある』とか。
そういった類の、弱い心を引きつける悪魔のささやきが。
「たった一言が何で言えないんだよ・・・・・」
吐き捨てるように、呟く。
簡単なはずの『たった一言』は、どんな言葉よりも難しい一言。
相手にしてみれば大したことのない、ただの『誘い』の言葉も、
言う方にしてみれば勇気を振り絞ってやっと発せられる大事な言葉なのである。
いつまで経っても言えない言葉。
邪魔者もいない。用事も無い。
外の敵は全部倒した。あとは、最後の強敵だけなのに。
「今日こそは、絶対言うからな!」
落としていた肩を、無理矢理奮い立たせるように張る。
下を向いていた顔を起こして、もう1度鏡を覗き込んだ。
「覚悟しとけよ!」
映った自分の顔に指をつきさして、そう言った。
鏡の中の自分への宣戦布告を終えて、彼は部屋を飛び出した。
FIN?
このあと、エドは中尉のところへ走り、
彼女をピクニックにでも誘ってくれるものだとstmimiは信じています。
デートではなくてピクニックであるのが、こだわり。ほのぼのv(そうか?)
文章がとてもわかりにくくてアレですが、つまりはこうです。
ずっとピクニックか何かのお誘いを中尉にかけたいのですが、
いつもその一言が言えなくてやきもきしてたわけですよ。
で、今日こそは!と気合を入れるお話。それだけ。うわ、つまんねえ!(死)
とにかく。外の敵より内の敵。自分に勝てなきゃダメなのよってお話。
人に負けたくはないが、自分に勝てる気がしない。
そんなことが、1つや2つはあるはずだ。多分。
例えば私は、人が自分よりゲーム攻略が進んでいると知ったら対抗して夜中まで進めたろか!と気合を入れるが、寝たいという感情には勝ったことが無い。そういうこと(わからん)
見様によってはプロポーズ出来ないダメ男のようにも見えるのが、ミソ(謎)