戦闘を終えた後の疲れを引き摺ったまま扉を開くと、椅子に座る後姿、ピンクの髪が見えて知らず笑みが零れた。
扉が開いた事に気付いた彼女の髪が揺れて、ラクスが振り向く。
目が合った瞬間微笑んだ彼女の笑顔につられるように、アスランの笑みも深まる。
「ご苦労様です、アスラン。怪我はありませんか?」
そう言いながら傍によるラクスを受けとめて、アスランがにこりと微笑みながら答える。
「大丈夫です。貴女の方こそお疲れではありませんか?」
「私は大丈夫ですわ。疲れているのはアスランの方でしょう?休まれた方がよろしいですよ」
「いえ、俺は別に・・・・。それをいうなら貴女の方こそ休まれた方が・・・・・・」
「そんな、アスランこそ・・・・・」
「しかし、ラクス・・・・・」
「て、ゆーか」
果てしなく続く、終わりの見えない気配り心配りを呆れ顔で見ていた傍観者Aことカガリは、見ていられないとばかりに肩を竦めて、そんな彼らのやり取りに水を差した。
ちなみに、『あんなもん、見てるほうが疲れるだろ』とは、後の彼女の言葉である。
「お前ら2人とも休んで来いよ。な?」
窘めるような言い聞かせるような口調で語るカガリに、顔を見合わせるアスランとラクス。
いくら戦闘が終わった後だといっても油断は禁物。ここを離れて休むなど出来ない。
2人の顔がそう言っていた。
が、しかし。
「いいから!2人してどっか行け!!・・・あーもう、早く!!」
それはもはや、祈りに似た叫びだった。
「そこまで・・・・・言うんなら・・・・・・・・」
「ええ、では・・・・お言葉に甘えて・・・・・・・」
気圧されるような形で渋々そう言い合うと、再度顔を見合わせて微笑み合う。
「行きましょうか」
「はい!」
笑顔で答えた彼女にアスランが手を差し出し、その手をラクスが取る。
彼女らを見送る形でその場に取り残された人々からは、彼らが部屋から消えた瞬間重いため息が漏れた。
「あーゆうの、何て言うんだ?」
「バカップル・・・・・じゃない?」
ため息混じりにこんな会話をどこぞの姉弟が交わしているとはつゆ知らず。
彼らは今、戦いの後の束の間の休息を穏やかに迎えている。
FIN.
――――――――
アス×ラク。完結編。
さすがアスラクの神が降臨しただけある・・・・・長いよ!!(続き杉だ!)(杉?)
正直、これ書きたいがために間の2つ書いたようなもんです(ぶっちゃけたー!)
キラとカガリの友情出演。カガリもキラも好きですよー。
アスカガとかキララクで絡まなければ(切実)
まあそんな感じ。
アスラクはほのぼのしてこそだと思います。ラクスはボケ(天然)てこそ。アスランは色惚けてこそ(死)
2003.09.21 stmimi
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